高校再編に係るアンケートの集計結果報告

 高校再編で示されている内容は「須坂市内の4校を3校に再編統合し、専門学科を含む再編によりこの地区に新たな魅力ある高校を配置することが適当である」とあります。子々孫々において極めて慎重に臨まねばなりません。

 今後、皆様の代弁者として高校再編に取組むに当り、皆様方のご意見をお聞かせくださいますようアンケートを依頼しました結果をご報告申し上げます。

 ご協力を賜りました市民の皆様方には心より御礼を申し上げます。

        
平成20年9月
須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎




◎ 高校再編に係るご意見として

Q1.「須坂市内の4校を3校に再編統合し、専門学科を含む再編によりこの地区に新たな魅力ある高校を配置することが適当である」とする長野県教育委員会の再編計画について


イ.知っている 18名  ロ.うすうす 2名  .知らなかった 1名


Q2.
魅力ある高校づくりを長野県教育委員会は提唱しております。あなたの視点での「魅力ある高校」とは何でしょうか。


@ 将来を見据えられる教育が必要
A 外の高校より優る学力の向上と人格の形成、健全なる体育の育成である
B 今の若者に欠けているものに一般的な教養が不足している。まず第一に「教養科目」を重点として、第二には専門的な教育が必要である。このため専門課程の学校が必要と考える。
C 地場産業に貢献できる技術・技能を修得できる学科の設置された学校。
D 成人になった時の基礎になる教養をしっかりとつける教育を。
E 若者たちがやりたいこと、身に付けたいこと等よい指導者がいてひき出してくれる高校
F 進学組でも、とりあえず進学コースと、目的が定まっている人コース。専門科でも高卒コースと、大学までいって極めたいコース。等はっきりとさせる。
G 時代に合った専門学科が必要と思う。予備校的な学校は必要ないと思う。
H 当事者すなわち学生からの観点によると思う。一般論としては、「学力向上」「充実した部活動」「人間力=社会人として必要な生きる力と人のために何か出来る力」を常に追求する学校
I 個性ある人づくり、教育を考えるべき。
J どこへも応募できる小学区制の廃止から。
K 学力の向上はもちろん必要であるが、高学歴をめざすよりも、個性を伸ばす友人づくり(人への思いやり)、弱者の見方(もののあわれ)など人間形成の場とすること。
L 伝統のある高校。進路指導のしっかりしている高校
M 3年間の中でいろいろな選択肢がある高校
N 一つの高校で選択学科が多い方がよいのでは
O 中学生が進路選択に於いて、入学したいと思うような高校(学科)が必要だと思う。
P 人間力のあるとでもいいましょうか、そんな先生に会える場所であったらいいと思います。
Q 学校ごとに目的付けがはっきりしていて、生徒が自由に進路選択できるような高校群
R 中学を卒業したならば、社会人である。
S 義務教育が終わってから、より多くの知識等を会得するために高校、大学へ行くのであって学力の達しない者は高校を卒業させてはいけない。能力、知識、技術がついて初めて魅力が生まれるだろう。このために教師はそれ以上の技量がなくてはならないし、また力が無ければどの高校へ行ってもドングリの背比べで卒業させしまうだろう。教員(公務員)をやっていれば食いはずれがないと考えているような教員では無理である。能力、指導力の無い教員は他の仕事に変わらせなければ、魅力のある高校は生まれてこないだろう。
21 子供達が入学を希望する高校であること 大学進学に強い普通高校、就職に有利な実業校、部活で自分を伸ばせる学校、不登校や問題を抱えている子も受け入れられる高校。
22 商業高校・園芸高校は高い実践力を身につける生徒に。須坂高校・東高校は予備校不要の高校に。


Q3.あなたにとっての「地域における教育機会の保障」とは何でしょうか。

@ すべてやる気のある学生へのサポート
A 地域の機会均等を考えて地域の団体、地域の公共機関が然るべく考えるべき。
B 教育を受けたいと意欲ある生徒には、誰もが受け入る高校数が必要ではないか?(2)で記したように、専門的教育を受けられる事が必要である。
C 一芸で入学しても、卒業時必要単位を何年かかっても取得させること。(根性・やる気を強化できる。)
D 金銭面に於いて困難な方がいたら奨学金の相談学園祭等の参加、進路においての体験実習等
E 夜学がなくなったので、高校生での奨学金の貸与について、中学校でちゃんと父兄に説明する。
F 進学したい者は、進学し、独自にあった教育の保障
G 学びたい時にその目的となる分野の勉強ができること。親の生活力(財力)や住む場所に関係なく受けることができるチャンス
H 経済事情や、家庭の都合などの理由でなく、平等に教育を受けることであると思われる。
I 通学可能な範囲内に、普通科、職業科の高校が配置され、受験可能であること。
J 遠くまで通学しなくても良い環境
K 学校に入る為の受け皿があるか。(大多数の人が)
L 中学生は、全員が同じ思い出を作れるように、地域が応援してあげる。(修学旅行積立とか、部活動費の個人負担の援助)
M 通学距離の長短により、時間や疲労の度合いが変わってきますので、それにより不利益を被らないような、必要最低限の(高校の)品揃えは必要だと考えます。
N 須坂市の産業を考えそれにあった教育をしなければ後にのこる者はいなくなってしまう。
O 須坂市の産業を考えそれにあった教育をしなければ後にのこる者はいなくなってしまう。
P 100%進学のような現在、生徒・親の希望する高校へ入学できること


Q4.その他、高校再編に係るあなたのご意見をご記入ください。

@ 伝統の継承をどうするのか?
A 少子化となり将来、学生減少をすると思うので再編はやむ得ないと思う
将来にわたり悔いの無い再編をして頂きたい。
B 少子化傾向の中で高校再編に向かうのはやむを得ない方向かとは思う。しかし(3)にも書いたように今後の人間形成に必要なのは教育であるので、高校から大学と意欲ある生徒が、高校に入れなくなるような、高校再編には問題が出てくると思う。
C 再編時には、先ず子弟の通学時の至便性を第一義として頂きたい。
D 昔からの4校から3校に統合されるのは寂しいが地代の流れで仕方がないかもしれないが、工業関係がないので一緒に考えれる機会か。慎重にお願いしたい。
E 将来に向かってまさに歩み出したくなる年齢であるので、それそれのコースのはっきりしたスローガンをしつこい位に叫ぶ。
狭い地域だと、中には中学からのつながりをなくしたい子もいると思うし、本当は須坂の外に出たかった子もいると思う。そういう子でもちゃんと学生生活に入っていかれるように、高校のそれそれのスローガンをしっかりと掲げて大切な時間を超えてもらいたい。
高校の数は1校でもいいと思います。
F 普通高校2校、専門高校1校で良いと思う。又小学校数も多いと思う。単級校は、市街地には無い方が・・・
G 学生にとっても、地域社会にとっても選択肢が多い方が良いので現在までの歴史ある各学校は残してほしい。
H 社会的教育の場として地域社会の中高年の再チャレンジの場所となるように。
I 先ず、小学区制を廃止してから、応募の状況を勘案し再編に着手すべき。基本的には再編は止むを得ない。
J 「民主主義を育てる魅力的な人づくり」ということを考えると、おのずから答えがでるのではないか。
K まだ、どの高校が削られるのか判らないので現在の子供数等の情報が無いので良く判らないが園芸高校と商業高校を統一して新しい学科を!という意見を聞いた事があります。現状子供達のニーズにあった学校・学科になってほしいと思います。
L 少子化の時代、仕方ないかもしれない。社会が少しずつ変化している。また変化を恐れてもいけない。
M 高校再編は、必然である。それにより、卒業生の母校愛が薄れるとは思っていない。須坂に高校はひとつ。その中に北信地域の学生を惹きつける特色ある学科を複数設けるという高校が出来ないものか?
N 母校がなくなってしまうことほど卒業生を落胆させることはないと思いますので、三校統合するにしても、四校の名前は残していただきたいです。
O 財政難や少子化など色々な問題がありますので、再編はある意味やむなしとおもいます。
P 須坂市に高校は2校あればよい。より多くの知識を得るため大学を目指す 者の普通高校と、より早く技術を会得するための技術系の高校があればよいと思う。公務員にもリストラは必要である。管理職が多ければそれだけ多くの経費がかかる。
Q 少子化と、県財政の関係から統廃合は避けられないものの、充分な議論と地域の理解を得てからの結論とするべきと考えよ 願わくば、教育に関する支出は減らさないで欲しい。
R 生徒減少の今こそ、きめの細かい教育をすべきである。生徒、家庭に負担をかけることは良くない。