議長選挙立候補表明演説:議会は子どもたちのために夢を語る場である


(平成21年2月16日議長立候補表明として議会で訴えた演説文です)

 
 この度、議長選に立候補いたしました 佐藤壽三郎です。

 皆さん!市議会の使命とは何でしょうか
この問題を解決するには、議会とは一体何なのかを問わなければなりません。

 私は平成11年の初当選から、一貫して議会が保身のための先例を排し、柵(しがらみ)から脱した新時代の議会のあり方を提唱して参りました。

 市議会を「須坂市の最高意思決定機関」と位置づけるならば、片山前鳥取県知事が指摘されるように、結論に至るまでの過程は「オープンな議論の時間を共有する中での説得と納得」が大切であります。

 議場が白熱したものでない、数の論理が罷りとおる議会では、必然、議論が等閑(なおざり)となり、形骸化した審議や論議を漫然と繰り返すこととなります。いつしか議員は市議会の使命や機能を見失い、市民と乖離した議会になってしまいます。或いは、須高ケーブルテレビによる委員会審査中継も考えるべきであります。

 議会は、故ケネディー大統領が演説したように「互いの相違点が存在することを認め、しかし同時に互いの共通の利益にも目を向け、相違点の解決に努力する姿勢が必要」と思います。


 次に市長と市議会の関係とは何でしょうか。

 地方自治は、市長と議会の対峙する形で表現されます。然し、線路のようにどこまでも平行線で構わないとも言い切れません。

市長と議会は独立対等の立場に立ちながらも、議会のチェック機能の充実を図りながら、行政の円滑な運営の観点から、両者が「FOR 須坂」「市民の利益は何か」を目指すために、お互いが知恵を惜しみなく出し合う関係でなければならないものと私は思います。


 一般質問について述べたと思います

 一般質問は、市民の代弁者である議員に与えられた謂わば特権であります。
一般質問を通して、我々議員が、須坂市の行う行政全般に対して、事務の執行状況や将来の方針、計画あるいは疑問点などについて所信を質すことは、議員の議会活動における重要な責務であると思います。

一般質問は、議会と議会を構成する議員活動のバロメーターであることを強く唱えたいと思います。


 須坂市議会は、須坂の子どもたちのために夢を語る。須坂の将来を解きほぐす場でなければなりません、これがI have a Dreamです。

 百年に一度と言われている金融危機に当たって、待った!は許されません。雇用の確保を図り、経済や景気の立ち直しを図らねばなりません。市民の暮らし向きを守るためには、市民に一番身近な市議会は保守も革新もないと思います。

 須坂版ニューディル政策を議会から発議しようではありませんか。市民から熱き思いや期待が寄せられる市議会に、お互いにしようではありませんか。

 どうか 議員の皆さんの熱き思いを私に託されますようにお願い申しあげます。