信州中野・豊田のもみじ荘はうめき風呂 |
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須坂より千曲川沿線を下ること凡そ20分。高速道路の高架橋の真下にある温泉に至りける。人呼んで「もみじ荘」 この湯舟での珍現象は、人々風呂に浸りながら口々にうめきける。 「う〜うむん」 「う〜〜」 「むゥ〜ん〜」 入浴者はてんでにうめいて、心地よさそうに手足を伸ばしける様は、渋の地獄谷温泉の猿風呂を思い起こす。 初っ端は驚いて、「何事ぞ?」と身構えるも、害無きこと分かりて、我も真似して「うめいて」みるほどに、成ほどの心地よさろ妙に疲れが取れるではないか。 「う〜ゥン」 「う〜ぅむん」 「う〜〜」 「むゥ〜ん〜」 大の大人のうめきが何時しか大合唱となり、片田舎の温泉の湯舟は和やかにうめき声がこだまする。信州中野・豊田郡の「うめき風呂」は、誠に心休まる風呂と言える。 |
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2005/06/19 (日) |