青年は先ず法・政・経を修めよ


 政治は、二十歳代に法律やあらゆる経験の基礎から学んだか否かの種が、五十代にやっと実を結ぶ息の長いものかもしれない。

 青年よ二十歳代に先ず法律を、政治経済を学ぶべし。地方議会(県会・市町村議会)が法治主義に脱却できない最大の理由は、柵(しがらみ)や地縁を断ち切れないところにある以前の課題として、議員が法律、政治、経済の基礎素養を足場としての「公益や市民益」の思考構築ができないところにある。
 
 お断りするが、法律、政治、経済の基礎素養と学卒(学歴)とは同一視すべきではなく、独学でも通信教育でも、要はその人においてひたむきに勉学研究の時期が生涯の一時期にあったかなかったかを言いたいのである。

 明治維新は、青年が成遂げたものである。平成のこの時代には地方議会も国会も若き志士が議員に為るを許す土壌を整えねば、市町村の小ボスや地域のボス、あるいは柵に手足を押さえつけられたり、紐付きの候補者が議員になっても、須坂市の発展は望めないし、議会制民主主義の意味がない。

 議員になっても国の仕組みを理解できていないため、法律、政治、経済の基礎素養に裏打ちされていない論理は虚しい限りである。

■2005/10/14 (金)