人の交わりは・・・


 人との交わりは淡きこと水の如しと古人は唱える。大変むずかしい。人間社会の永遠の課題と言われている。
 
 人との交わりを分析するに、親子、兄弟姉妹、叔父叔母、従兄弟、幼馴染、中学校、高校、大学、大学卒業以降の知人 仕事上の知人 地域の関りの知人等に大別される。

 親子関係も、骨肉の争いになる。武田信玄親子がその例。
 兄弟姉妹も、骨肉の争いになる。源頼朝、義経がその例。
 叔父叔母も、骨肉の争いになる。平将門と国香がその例。
 幼馴染等も、骨肉の争いになる。西郷隆盛と大久保利通がその例。
 仕事上の知人の類は、列記するにあたわず、日常茶飯である。
 地域の関り、これも一歩間違うと血の雨が降ることは報道の如く。

 してみれば、やはり人の交わりは淡きこと水の如しか。せちがない現代であればあるこそ、我々は水加減が極めて重要である。寛容、信頼、誠実、従順、隷属、対等、尊敬、尊厳、背任、信義、妥協と思い当たる言葉が次々と挙げられるが・・・・


2003/07/10 (木)