すずめの子 よくまあほどに あそびこけ 壽茶


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報

ことぶき月報(No.177) 2013年6月号


終世書生気質:千曲のかなた をご覧下さい。



【須坂市議会6月定例会のあらまし】

1.
【私の議会内議員活動】

(1) 本会議の概要報告
 平成25年6月10日招集され、会期は6月10日から7月2日まで(23日間)。

(2) 議会に上程された議案と補正予算の概要。
1)今定例会に提出された事件決議は3件でした。
2)今定例会に提出された条例案は10件でした。
3)今定例会に提出された補正予算は1件で補正額は2億685万7千円。

☆一般会計補正予算案の概要(100万円以上をお示しします)
事 業 名 補正の理由 補正額(千) 担当課
高齢者福祉施設整備 小規模特養の整備 38,666 高齢者福祉課
歩道段差解消 高甫南原線の事業促進 30,000 道路河川課
学校給食センター管理 運搬コンベアの故障修理 2,500 学校教育課
私立保育園運営助成 須坂マリア幼稚園「子ども園」とする箇所の整備分 37,770 子ども課
幼稚園助成 須坂マリア幼稚園、認定こども園に伴う幼稚園整備分 37,770 子ども課
温暖化防止推進 米子町・小水力発電 2,850 生活環境課
常備消防費 消火栓機具を購入 2,563 消防本部
交通安全対策 交通安全教育センター修理 1,200 市民課
文化財保護活用 堀直虎公の歴史小説 4,275 生涯学習スポーツ課
文化施設管理 文化財等資料電子化 1,747 生涯学習スポーツ課
産地ブランド 緊急雇用:楠ワイナリー 3,906 農林課
県営土地改良 県営一般農道整備事業 5,000 道路河川課
道路改良 井上線の事業促進のため 17,000 道路河川課
県事業負担金 県施行道路街路事業 2,700 道路河川課
市民支援 下八町外4町へ補助金 12,400 市民課
一般会計補正総額 . 206,875 (千円)


(3) 私は今議会一般質問で、次の課題を掲げて市政を質しました

須坂市の景況感とアベノミクスの相対関係について、市長の私見を。
マイナンバー法は、国民が享受するものは何か。真に国民に有益な法律なのか。
今回の公職選挙法改正は、真に成年被後見人の人権擁護に寄与した改正であったかを咀嚼した場合に、私は「一律」の文言に果たしてこれでよいのか疑問があります。
県内患者数50名に上る風疹と、新型鳥インフルエンザ、熱中症対策について。
市内4中学校1年生女子生徒が、5月に集団接種した「子宮頸がんワクチン」について、厚労省副反応検討部会は『子宮頸がんワクチンは副作用が相次ぎ勧奨控える。接種中止はせず議決』と。この一報に生徒や保護者は不安のどん底に突き落とされた思いである。不安払拭のためにも、市は速やかに厚労省に対策を働きかけられたい。
多発する火災。4月中旬に発生した凍霜害。特殊詐欺被害防止策について。
須坂市への観光客誘致策、円安により原油高騰の影響を受ける湯っ蔵んどの燃料対策。市内の河川の溢水が繰り返される箇所の改修進捗について。
公共施設老朽化対策は、国の支援対策費に併せて、計画的に押し進めるべきであると提言しました。


(4) 総務文教委員会調査研究に於ける私の発言。
 26日開催された予算決算特別委員会総務文教分科会、並びに総務文教委員会の調査研究において、以下の課題を取り上げ、一般質問の補完として市理事者に質しました。

@ 阿部知事が発言された「首長の教育長任命{あり得る案}」について。私は、教育長の権限強化によって、教育行政が更に円滑に運用されることを期待しています。

A 須坂市は、職員並びに議員、来庁の市民を含めての庁内全面禁煙に踏み切ることについての論議がされるよう提言。

B 市内15小・中学校における災害備蓄品について質しました。

C 国内・県内の児童虐待・体罰・いじめの実態と、相対的に推測される市内の実態状況について。

D 最近は、3歳未児の保育所への託児希望者が増える傾向。須坂マリア幼稚園の「認定子ども園開設」に、須坂市は7770万円もの施設整備補助金を計上しました。市は早急に、市内の将来の幼児人口と3歳未児の保育施設への希望者を試算して、市内の私立幼稚園間での「認定子ども園開設」の計画的な受入を図らねば、他の幼稚園の施設整備補助金申請に対し、全て交付せねばならなくなると思うが如何に。

E マイナンバー法の弊害と危険性について。米国や韓国では個人情報が流出して社会問題になっていること。イギリスではこの法律が廃止された事実に基づいて、この法律の危険性が憂慮されることを訴えました。

F 人権同和教育課は、マイナンバー法、成人被後見人の選挙権について、基本的人権の課題として、討論会等で、協議の場で、人権がきちんと養護されているかの検証が為されたか。

G 支援学校に幼稚部創設することの必要性について提唱しました。

H 市内の認定子ども園創設に関して、市が主体的に市内の幼児人口を睨んで、保育施設の需要を想定しての私立幼稚園間の調整を図るべきことの必要性を提言。

I 消火作業中における、署員の「放水止め」の動作と責任ついて。

J 憲法96条の安易な改正は、主権国家日本の選ぶ道ではない。一時(いっとき)の権勢に乗じて安易な憲法改正をすることは、世界の列強に翻弄され、国民の意思とは裏腹に、再び戦争の惨禍を招く惧れがあると論じました。

K 給食センターの調理室内にある全ての調理機材は、児童・生徒に安全な給食を提供する為のものであり、すべてが消耗品と捉え、一定期間の使用期間を使用した場合は、躊躇なく部品の交換をすべきことの重要性を提唱。

L 他市町村で発生した火災の消火活動に「応援協定」の名の下に当市のはしご車の出動の経緯について。

M 本年4月19日午前1時59分頃、須坂市仁礼で局地地震が発生。真夜中の局地地震であったことから、NHK等全ての報道機関も報道を無視。然し市民は局地地震とは知らずに不安な夜を過ごすこととなる。地震情報をメールか、市のホームページ、STVで市民に地震情報等災害を伝える手立ての検討を要望しました。

N 給食センターを仁礼地区の打診する行為は、果たして最終処分場とは無関係と言い切れるであろうか。仁礼地区に移転建設することは、明らかに正当性を欠いた発言と言える。市内11校の小学校と4校の中学校の位置と標高差を資料で示し、須坂百年の計として思料した場合に、給食センター候補地の適地選定の必要性を説きました。

O 「地方分権とは何ぞや」を、自論である自治体の使命と矜持、市民の権利と義務を例に挙げ、憲法第96条の発議要件緩和に反対する請願審査で、請願内容の支持を発言しました。


(5) 今定例会で上程された議案のうち、注目すべき議案に対する、本会議の採決結果と私の姿勢です
1)市道の路線認定等に関わる事件決議⇒可決、私は賛成
2)市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正⇒可決、私は賛成
3)一般会計補正予算に関わる (補正予算第2号)⇒可決、私は賛成

(6) 今定例会に提出された請願・陳情に対する本会議の結果。
1)義務教育費国庫負担制度の堅持を求める 請願⇒可決。私は賛成
2)地方財政の充実・強化を求める 請願⇒可決。私は賛成
3)年金2.5%の削減中止を求める 請願⇒否決。私は賛成
4)憲法第96条の発議要件緩和に反対する請願⇒可決。私は賛成

(7) 今定例会の一般質問を総括
 今定例議会での一般質問登壇者は12議員と聊か淋しかった。最終処分場に関して、毎回同じ質問をする議員に、質問の本旨を質したところ、「問題意識を褪せらせないように行っている」とのことであるが、些か疑義がある。

 質問通告でダブった課題は次のとおりである。
@ 憲法第96条の改正は許してはならない。 2議員
A 最終処分場について。 2議員
B アベノミクス等経済問題について。 2議員
C 凍霜害等に関わる農業問題。 2議員
D 多発している火災への対応策について。 2議員
E 洪水の危険性について。 2議員
F 公共施設の更新問題について。  3議員

(8) 今定例会で議会が同意をした人事  (議会に提出された略歴を転記)
1) 新教育委員会委員として。
 〇内藤 靖氏(墨坂一丁目、東京教育大卒、元屋代高校校長等を歴任。71歳)
  同氏は、市教育委員会委員長に就任されました。

2)人権擁護委員候補者として。
 ○村石豊子氏(大字八町、須坂園芸高校卒、元市職員、66歳)の再選に同意。
 ○田中友江氏(仁礼町、千曲高校卒、元長野家裁委員、64歳)の再選に同意。

(9) 議員有志の会

議員有志による第10回議会報告会は、

期日 7月27日(土曜日)午後1時半から
会場 シルキーホール3階
内容 平成25年度予算の焦点と争点
    平成25年6月定例会の議案の焦点と争点を解説します。


2.
【佐藤壽三郎の議会外議員活動】

(1) 監査委員 
平成25年6月25日:月例監査を行いました。

(2) 陳情の受理と取次
○境沢町の用水路が、6月27日の豪雨で溢水したことに関して、道路河川課と対策を協議しました。


3.
【6月期の重大ニュース備忘録】

◇ 政府が骨太方針決定した。成長率は「10年間で平均2%」
◇ 成年後見選挙権が成立。
◇ いじめ防止法成立重大事案に報告義務。
◇ 増える3歳未満児の託児、女性の社会進出と不況が要因か。
◇ 子どもの貧困対策法成立。
◇ 厚労省副反応検討部会が「子宮頸がんワクチン推奨控える」に、
   県内自治体対応に苦慮。
◇ 堀直虎公歴史小説へ。
◇ 長野県凍霜害 中長期支援へ。
◇ 米子瀑布を国名勝に。
◇ 6月月例経済報告景気着実に持ち直し。



4. 訃報・ご冥福をお祈り申上げます
 
 宮本博雅先生6月15日ご逝去される。(常盤中学校教諭を経て校長先生を歴任された。享年80歳・千曲市)

○常盤中学校在職時に吹奏楽クラブを創部され、数多の部員を育成された。このことに感謝して教え子たちは、先生の名前と音楽をもじって名称「恩雅会」を創設し、先生を讃えました。)



5. 【北信濃鏡】
6/1 PCプリンター整備、資料収集、会報編集、中野市豊田 /2会報編集・印刷・配信。町内配布 /3会派団長会議、議員有志の会、総務文教委員会慰労会、弁護士と協議 議員有志の会事務 /4市民相談2件、議員有志の会事務 /5退職職員慰労会 /10 全員協議会、 6月議会開会、予算決算特別委員会、総務文教委員会 /7メルマガ編集・配信 /8 市社協南部支部総会 /9消防団技術大会 /10議会開会、全員協議会、予算決算特別委員会、総務文教委員会・分科会 /11議員間意見交換 /13 現地視察 /14全員協議会(土地開発公社、須坂市文芸協、須坂温泉の予算・決算の説明)/15森上小学校運動会 /16 恩雅会主宰宮本博雅先生通夜 /17一般質問準備 /18〜20一般質問(20:登壇)/21行政書士業務、調査研究準備 /22行政書士業務、弁護士協議 /24総務部長面談、八十二BK、市民相談 /25 監査委員・例月監査 /26総務文教分科会、総務文教委員会 /27意見調整会議 /28全員協議会、予算決算特別委員会、市民相談 /29 資料整理、会報編集 7/1監査委員・決算監査 /2議会閉会日、全員協議会、本会議、無所属クラブと意見調整会議。


平成25年7月2日

編集:発行人 須坂市議会議員(新自由クラブ)佐 藤 寿三郎
須坂市墨坂南1丁目(境沢町)