寒空(さむぞら)や やけに明るき 火星かな   壽茶 

 佐藤壽三郎の議員活動報告詳報
ことぶき月報(No.136) 2010年1月号

終世書生気質:千曲のかなた をご覧下さい。

 第1.【 第1回市議会臨時会のあらまし 】
   (1)本会議の概要報告
 
 1月7日午後2時に臨時市議会を招集されました。上程された議案は平成21年度須坂市一般会計補正予算第8号です。

 本会議に上程された議案を予算決算特別委員会に付託。同委員会はそれぞれ総務文教分科会、経済建設分科会そして福祉環境分科会において審査を経たのち、予算決算特別委員会を再開し委員会審査として「原案とおり決すべきもの」と決しました。

 本会議が再開され、本会議において「平成21年度須坂市一般会計補正予算第8号は原案とおり可決」されました。

   (2)各常任委員会等について
1)議会運営委員会の特記
  平成22年1月18日 於:議会第3委員会室
  議題:

@ 監査委員の本会議出席について。
 平成21年度12月定例会に、議会の緊急措置並びに高度の政治性を斟酌しての監査委員代表の本会議出席を認めたことを再確認し、代表監査委員の本会議出席の必要性を協議した結果。本会議等に出席することがより監査行為の向上に資するものと判断し、須坂市議会は恒常的に代表監査委員の本会議出席を認めることとしました。


A 請願等に係る説明等の取り扱い要項のとりまとめ。
 議会に請願若しくは陳情の申出をする申立人は、申立て本人であってこれは参考人では決してあられません。であれば申立人を参考人扱いで議会が委員会等に出席を求めて意見を求めることは、手続きとして筋違いではないかの疑問が大前提にあります。

 本来は、請願書や陳情書の書面から十分願意が読み取れれば、議会は審査に支障はありませんが、書面が必ずしも行政書士等いわゆる専門家によって作成された文書でないこともあり、請願等の趣旨が不鮮明であったり願意がはっきりしないケースもあります。

 市民の請願や陳情の動機を思うとき、議会としては何とかして聞き入れてあげたいと心を苦心いたします。議会として「願意」は何かと確認するには、紹介議員は請願者代理人とはなれないし、法的にも代理人としての発言と捉えるには無理があります。

 そこで、憲法で保障されている請願を申立てる権利を護るためにも、須坂市議会は、請願人が希望する場合はもとより、委員会が請願者の本意を確かめるためにも、請願人に委員会に出て頂いて請願等をするに至った思いを述べて頂く。このことを市民の権利として担保してあげるための仕組みを構築しようとすることで意見が取りまとまりました。屹度、全国の地方議会の手本となることでしょう。


   (3)今臨時会に提出された補正予算(案)の概要です。
@ ことも基金を活用しての諸施策

   イ.子育てに関するサークル情報等のシステム改修代
      補正額:62万8千円  所管課:子ども課

   ロ.遊具の設置
      補正額:37万6千円  所管課:子ども課

   ハ.中央児童センターの遊具設置
      補正額:54万円    所管課:学校教育課

   ニ.都市公園等に遊具設置
     補正額:592万5千円 所管課:まちづくり課

   ホ.児童厚生員の指導者等の資質向上を図る
      補正額:7万1千円  所管課:学校教育課
  

A 清掃センターの焼却炉内の側壁等を緊急修繕。
      補正額:2千万円   所管課:生活環境課

B 商店街空き店舗活用事業補助金の交付
      補正額:259万7千円 所管課:商業観光課


 第2.長野県市議会議長会総会
 
 第143回市議会議長会総会は、飯田市に県下19市の市議会正副議長、事務局長が参集して執り行われました。市議会議長会会長提出議案2件、各市議会提出議案7件が上程され、質疑の後何れも満場一致で採択されました。

 この総会で、須坂市議会は飯山市議会と共に、中野市議会の提出した「上信越自動車道4車線化工事の凍結解除について」を採択されるべく共同行動をとりました。(この案件について、平成22年1月31日付信濃毎日新聞に政府・民主党は聞き入れられた趣旨の報道がなされました。)

 その後、次回開催市を駒ヶ根市(7月上旬)、次々会開催都市を小諸市も併せて決しました。


◎新役員は以下のとおりです。

 【県内関係】
  会 長 三井経光 長野市議長
  副会長 通年:高林紘一 岡谷市議長
前期:中島武津雄 飯田市議長
後期:坂井昌平 駒ヶ根市議長
  相談役 赤羽正弘 松本市議長
  監 事 中村威夫 伊那市議長
佐藤正夫 飯山市議長
 【北信越関係】
  副会長 三井経光 長野市議長
  理 事 三井経光 長野市議長
  評議員 赤羽正弘 松本市議長
  評議員 中村直行 千曲市議長
  評議員 藤原廣コ 安曇野市議長
 【全国関係】
  理 事 三井経光 長野市議長
  評議員 赤羽正弘 松本市議長
  評議員 中村直行 千曲市議長
  評議員 藤原廣コ 安曇野市議長
  委員会 地方行政:佐藤壽三郎 須坂市議長
社会文教:丸山正明 上田市議長
産業経済:塩原政治 塩尻市議長
 【議員共済会】
  代議員 塩川重治 小諸市議長
小林佐敏 諏訪市議長
中島武津雄 飯田市議長



長野県市議会議長会総会

 第3.【議長公務録】
   (1)議長として出席した諸行事・会議等
@ 平成22年1月1日 於:市役所前
 第35回市民元旦走ろう大会が催され、元旦早々から出向いて、新春の挨拶をいたしました。参加者は殆どが小中学生で凡そ150名。外に参加者の保護者、大会役員等が80名。

2q、3km、5qのコースを駆け巡るものですが、今年の正月は生憎の降雪もあった関係で、走行には難儀した走ろう会であった。


A 平成22年1月7日 於:迎賓館
 平成22年新春懇親会

 今年は市議会当番で執り行いました。市長、副市長、教育委員長、教育長、代表監査員、市長部局の部・課長、市議会議員、市議会事務局職員が一堂に参集し、親交を深め市民のために一弾となって須坂市政を切り盛りすることを誓いました。


B 平成22年1月8日16時 於:飯山市庁舎
 北信3市議長会に出席のため飯山市に出張りました。


C 平成22年1月9日 於:須坂市人権交流センター
 2010年部落解放同盟須高地区協議会、須坂市協議会・高山村協議会合同旗びらき

 須高市町村の首長、議長(小布施町、高山村は副議長)教育長等が出席しました。市町村議会の代表として佐藤議長は「人権こそ人間の尊厳に拘わる大切なもの」を念頭に置いた議会の全面的支援を推進する旨の挨拶をいたしました。


D 平成22年1月10日 於:須坂小学校グランド&メセナホール
 平成22年度須坂市消防出初式

 第1式場(須坂小学校グランド)には、消防団員5百余名、消防署員、福島町自衛消防団が勢揃いし、県関係者(地方事務所所長、建設事務所所長、須坂警察署長)、市議会議員、各町区長、消防協会、消防団OBが式の進行を見守りました。

 第2式場(メセナ大ホール)に会場を移し、辞令交付、黙とう、市長式辞、新入団員宣誓、表彰、感謝状授与、来賓祝辞、万歳三唱等を執り行いました。

 佐藤市議長は祝辞を求められて・・・
  「消防団員の皆さん消防出初式の意義をもう一度噛みしめてください。亦、消防団員の皆様が着ている法被は、一つに、皆さんの父が、祖父が、曾祖父が・・・地域の先達がこの須坂を護るために、受け継いだ世代を越えた絆の証(あかし)であり・・・。二つに、団員の妻や父・母や子どもたちが、災害発生時には地域を守るために出動する、誇れる夫を、子どもたちは父の後ろ姿を背に受けての法被であり・・・。そして三つは、消防団員の皆様自身が、俺が!俺たちが!この須坂を守る意識の顕われであります。

 市民の信頼と地域の絆と、出動をした夫や我が子が無事帰って来て欲し家族の祈りと、団員自身の奉仕の心の顕われが法被であると私は思います。

 須坂5万3千市民が最も信頼を寄せる組織の一員であることは、将に青年の皆様の誇らいと申せます・・・」と挨拶しました。



出初式 総整列


E 平成22年1月11日  於:メセナ大ホール
 平成22年成人式

 
本年度の須坂市で新成人になられた方は、男子309名、女性278名、合計587名でした。場内を見渡すに新成人の7割ぐらいの出席かなと感じました。男子は紋付き袴が若干増加気味であり、女性が殆どが振袖姿であることが、「成人式はお盆で!」の意見が出ていることも頷ける光景でありました。
 
 
佐藤市議長は祝辞を求められて・・・
 「新成人になられた皆さん、おめでとうございます。
皆さんもご存知である・・・中国の・・・今から1200年位前の詩人で李白と云う人が、将進酒という詩の中で『天の我が材を生ずる。必ず用あり』と詠いました・・・
人生は須らく人との出会いです!
難しい言葉で言うならば邂逅です・・・
将来、人との出会いのためにも、即ち「必ず用あり」の自覚とチャンスをものにするためにも、己の材を磨いておくことが必要なのであります・・・

 己の意志、己の色、己の信念をどうか持たれて、屹度、幸福な人生を歩んで頂きたいと願うばかりです・・・」と須坂の宝として市長、教育委員会、議会が一丸となって手塩にかけて育てた新成人の門出の祝辞を贈りました。




F 平成22年1月10日 於:立町公会堂
 須坂市消防団第3分団の新年会

 
市議会議長、市議会議員、各町区長が来賓として招聘され出席し、消防団員との交流に努めました。


G 平成22年1月12日 於:常盤中学校
 常盤中学校武道場竣工式

 総工費2億1239万円 床面積:柔剣道場458.25u、共用施設201.45u、渡り廊下173.05u

T.市長と市議会議長とで「清めの儀」を務めました。

U.市長、市議会議長、教育委員長、武道場建設委員長、学校長とでテープカットを執り行いました。

V.式典が体育館で執り行われ、学校長は武道館の館名を「清心館」と命名されました。

 市長、市議長、教育委員長、武道場建設推進委員長、学校長、生徒代表者がそれぞれの挨拶をし、参列者全員で校歌斉唱、市議会副議長が万歳の音頭をとり全員で万歳の後散会しました。

本竣工式に参列し竣工式を祝った皆さん
 市長、市議会正・副議長、市議会議員(総務文教委員長、地元議員)、教育委員長外全教育委員と教育委員会次長以下職員、教育長、まちづくり推進部長以下市職員、歴代推進委員、通学区町の区長、工事関係者、学校医、民生児童委員、主任児童委員、保護司、須坂東高校長、小学校校長、常盤中学校職員、生徒全員。

佐藤市議長の祝辞の要旨

@武道場が完成したことの関係者への祝福
A武道場建設推進委員長はじめ推進委員の各位の労苦に謝辞
B「清心館」の建設の意義について
C本校卒業生としての母校へ寄せる思い
D母校の校歌にあるように「やがて世の光とならん 希望(のぞみ)をもちて・・・」若き常盤木(常盤中学校生徒を形容することば)として大志を抱けと後輩在校生を激励。




 
私は47年ぶりに母校の講堂で行われる儀式(武道館竣工式)に参列しました(議員は入学式や卒業式に参列しますが、住居地が基準になるため地元議員として私は墨坂中学校、森上小学校に出席しています)。今回は議長職たる関係で母校への出席が叶いました。壇上から在校生を拝見しているうちに、ふとこの場内に同級生がいやしないかとの錯覚に陥り、私は真剣に場内を見渡しましたが、誰も場内には居ませんでした。「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」の譬えではありませんが、明らかに47年の歳月が流れたと感じました。

 47年ぶりに母校の生徒全員と対面するに、当時と建物も木造からコンクリートとなり当時の面影はどこにもありません。生徒の制服も変わりましたが、然し生徒が醸し出す常盤中学の雰囲気は当時と少しも変わっていないことに気づきました。校風とはこのことかと思い知った大変有意義な竣工式でした。



H 平成22年1月12日 於:JA須高
 平成22年JA新春農政懇談会

 須高の市町村長・議会議長・農業委員会会長・市町村役場の所管部部長、JA関係者23名と藤澤洋JA須高組合長以下12名との行政懇談会が農協本所で執り行われました。協議事項は、当面する農業政策についてでしたが、三市長村長は夫々の自治体が課題と計画する事柄を詳細に説明し、農家の暮らし向きの向上の施策を唱えました。

 
JA新春農政懇談会


I  平成22年1月18日 於:迎賓館
 上田市議会との研修交流会

 上田市議会(丸山正明市議長以下34議員)と須坂市議会(佐藤壽三郎議長以下20議員)との研修交流会は須坂市議会の当番として須坂市で執り行われました。

 須坂市議長から歓迎のあいさつのあと、須坂市議会が取組む課題等を説明しました。亦、上田市議長から訪問のあいさつを頂き、上田市議会が議会改革への取組の進捗状況の説明を受けました。

 交流会は三木市長のご臨席を賜り華を添えて下さいました。三木市長の歓迎の敬意と隣市としての相互共助を願うあいさつ。両市との親交を更に深めることができました。


J 平成22年1月15日 於:光臨閣
 平成22年須坂商工会議所新年賀詞交歓会

 来賓に三木市長、佐藤市議長、村石・永井両県議、遠藤守信名誉市民、中野労働基準監督署署長代理、須坂警察署次長、井上副市長、永井副議長外市議会議員。

 主催者の商工会議所会頭以副会頭、商工会議所議員等凡そ総勢200名が参加して盛会執り行われました。


K  平成22年1月19日 於:迎賓館
 平成22年度(社)須坂青年会議所第1回定時総会

 来賓に三木市長、久保田村長、村石・永井両県議、若林参議院議員、北沢防衛大臣、篠原衆議院議員(国会議員は何れも代理)、佐藤市議長、吉池社協会長、南沢商工会議所副会頭、市内の金融機関支店長外多数。

 馬場理事長のあいさつ、永井議長による議事進行で、安藤前理事長より2009年度の事業報告と決算報告が上程され何れも承認。馬場理事長より2010年どの災害協定に関する件が上程されこれを承認し総会を了した。

 その後引き続いて懇親会が催され、出席諸氏との交流会が盛会に執り行われました。私は金融機関関係者と現下の経済状況について意見交換ができ有意義な時間であったと思います。

   
青年会議所総会


L  平成22年1月22日 於:迎賓館
 建築士会合同新年会

 建築士会、建築士事務所協会、建築物防災協会須高支部の三団体合同新年会が催され、県議、須坂市副市長、高山村村長、須坂市議長、高山村議長外建築士会の役員等が出席しました。

 議長として初めてこの団体の新年会に臨みました。私は行政書士と宅建取引業が生業であることから、建築士の皆さんとの親交は議員になる前からありますが、顔なじみの皆さんと大いに語りえた新年会となりました。


M 平成22年1月23日 於:中央公民館
 須坂市文化芸術協会新年会

 文芸協(会長:南沢汎山氏)の新年会が開催され、市長、市議長、県議、副議長、教育委員長、教育長、所管委員会委員長以下委員、須坂商工会議所専務理事、湯っくランド社長等が紹介され出席しました。

 参加者は文芸協の各班の役員が参加され総勢120余名。



N  平成22年1月28日 於:商工会議所会館
 平成22年度新区長総会

 平成22年度に就任された区長会初総会が開かれ出席しました。祝辞を求められて陳べ、その後名刺交換をいたしました。

 平成22年度区長会役員は次のとおりです。1年間市民と行政とのパイプ役として、任期1年間大変ご苦労さまであります。

  顧 問 滝沢肇前年度区長会長(八幡町)
  会 長 鰐川 晴夫(馬場町)
  副会長 ウ町 惇 (相森町)
  副会長 藤田 國良(相之島町)
  副会長 原  武彦(米子町)
  監 事  浅間 庸介(上町)
  監 事 松澤 正直(上八町)

 
区長総会


 第4.【私の議会外議員活動】
(1) 泉小路活性化の会

@平成22年1月21日 於:泉小路活性化の会事務局
 須坂市の平成22年度事業計画における泉小路拡幅事業の位置づけの確認と活性化の会の研修事業等について協議しました。


A平成22年1月25日 於:市議長応接室
 泉小路整備計画に関連して、住民の研修会を催す要請を街づくり課に要請すべく、同会の役員、議長・副議長、まちづくり課長と協議。


11. 【北信濃鏡】
/元旦 市民元旦走ろう会 /2上田市出向 /4正副議長、議運打合せ /5市民相談 7/拉致問題議連、議会運営委員会、全員協議会、本会議、会派代表者会議、新年交流会 8/北信3市議長会 9/部落解放同盟外合同旗開き 10/消防出初式、成人式、消防団新年会 /12常盤中学校武道館竣工式、新春農政懇談会 /13須坂病院 /14正副打合せ、市長面談、市民相談2件 /15 登庁、商工会議所新年賀詞交歓会 /18議会運営委員会、上田市議会との交流会 /19市民相談2件、青年会議所定期総会 /20正副打合せ、総務部長と協議 /21・22県下19市議会議長会(飯田市) /22建築士会合同新年会 /23文芸協新年会 /24市民相談、境沢町総会 /25行政相談 /26正副打合せ、総務部長と協議、市民相談 /27県行政書士会賀詞交歓会 /28委員長会議、区長会初総会・交流会 /29行政相談、登庁 /30 男女共同参画フォーラム /31花房流新年祝賀会




行政書士会 新年賀詞交歓会


今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.355〜Vol.359をまとめたものです。

発行日 平成22年1月31日  
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎
須坂市墨坂南1丁目(境沢町)