時はいま 議会改革 花開き  壽茶


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報

ことぶき月報(No.125) 2009年2月号
終世書生気質:千曲のかなた をご覧下さい。



 この度佐藤壽三郎は 須坂市議会議長に就任しました。

  現任期後半の折り返し時である市議会は、2月16日に正副議長選挙を執り行ない、議長に佐藤壽三郎氏(61歳、新自由クラブ、議員三期)、副議長に永井光明氏(70歳、日本共産党、議員三期)が当選しました。

☆議長選挙の結果
投票総数 20票。そのうち有効投票 20票、無効0票
有効投票のうち、佐藤壽三郎議員 10票
           豊田 清寧議員  9票
           島田 和子議員  1票


  議長就任にあたり、皆様から多数のお電話、電子メール、ファックス、祝電、お手紙、更には直々にご来宅のうえ心ある励ましのお言葉を賜りました。洵にありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。

 賜りましたお言葉を心に刻んで、皆様のご期待やご支援に報いるためにも議長職務に専心致したいと存じます。

 本来ならば、お伺いをして直に議長当選のご報告を申し上げるところですが、文中にてご報告を申し上げることを、心よりお詫びを申し上げます。

 今後とも宜しくご指導ご鞭撻を賜りますようにお願い申しあげます。


1.【 2月臨時市議会のあらまし 】

今2月臨時会に提出された補正予算の概要です。
(1)一般会計 14億758万6千円

  ○子育て応援特別手当支給事業 3474万3千円
  ○メセナホール修繕等 2280万円
  ○北部体育館の屋根・外壁の改修外 2720万円
  ○小学校3校のプールろ過装置改修 3350万円
  ○常盤中学校武道場建設等 2億4088万4千円
  ○道路の適正管理費外  3367万8千円
  ○道路改良事業外      6320万円
  ○農道舗装事業        600万円
  ○定額給付金支援事業 8億5843万7千円

(2)今臨時会に提出された議案等に対する私の賛否です。
  1)補正予算(第7号) ⇒ 賛成



【議長立候補表明として議会で訴えた演説文です】

 この度、議長選に立候補いたしました 佐藤壽三郎です。

 皆さん!市議会の使命とは何でしょうか
この問題を解決するには、議会とは一体何なのかを問わなければなりません。

私は平成11年の初当選から、一貫して議会が保身のための先例を排し、柵(しがらみ)から脱した新時代の議会のあり方を提唱して参りました。

 市議会を「須坂市の最高意思決定機関」と位置づけるならば、片山前鳥取県知事が指摘されるように、結論に至るまでの過程は「オープンな議論の時間を共有する中での説得と納得」が大切であります。

 議場が白熱したものでない、数の論理が罷りとおる議会では、必然、議論が等閑となり、形骸化した審議や論議を漫然と繰り返すこととなります。いつしか議員は市議会の使命や機能を見失い、市民と乖離した議会になってしまいます。或いは、須高ケーブルテレビによる委員会審査中継も考えるべきであります。

議会は、故ケネディー大統領が演説したように「互いの相違点が存在することを認め、しかし同時に互いの共通の利益にも目を向け、相違点の解決に努力する姿勢が必要」と思います。

 次に市長と市議会の関係とは何でしょうか。

 地方自治は、市長と議会の対峙する形で表現されます。然し、線路のようにどこまでも平行線で構わないとも言い切れません。

市長と議会は独立対等の立場に立ちながらも、議会のチェック機能の充実を図りながら、行政の円滑な運営の観点から、両者が「FOR 須坂」「市民の利益は何か」を目指すために、お互いが知恵を惜しみなく出し合う関係でなければならないものと私は思います。

一般質問について述べたと思います

 一般質問は、市民の代弁者である議員に与えられた謂わば特権であります。
一般質問を通して、我々議員が、須坂市の行う行政全般に対して、事務の執行状況
や将来の方針、計画あるいは疑問点などについて、所信を質すことは、議員の議会活動における重要な責務であると思います。

一般質問は、議会と議会を構成する議員活動のバロメーターであることを強く唱えたいと思います。

亦須坂市議会は、須坂の子どもたちのために夢を語る。須坂の将来を解きほぐす場でなければなりません、これがI have a Dream です。

 百年に一度と言われている金融危機に当たって、待った!は許されません。雇用の確保を図り、経済や景気の立ち直しを図らねばなりません。
市民の暮らし向きを守るためには、市民に一番身近な市議会は保守も革新もないと思います。

 須坂版ニューディル政策を議会から発議しようではありませんか。市民から熱き思いや期待が寄せられる市議会に、お互いにしようではありませんか。

 どうか 議員の皆さんの熱き思いを私に託されますようにお願い申しあげます。



(3)須坂市議会新体制です。
議 長    佐藤壽三郎
副議長   永井光明
総務文教委員長 関野芳秀 副委員長 霜田 剛
福祉環境委員長 土谷フミエ 副委員長 宮坂成一
経済建設委員長 岩田修二 副委員長 中島義浩
議会運営委員長 豊田清寧 副委員長 永井康彦
市議会広報特別委員会
委員長
田中章司 副委員長 北澤雄一
森林・林業・林産業活性化促進議員連盟 会長  石合 敬  副 会 長 堀内孝人
監査委員   宮本勇雄
(敬称略・2月17日)
                       
  常任委員会委員名簿の詳細は須坂市議会ホームページをご覧ください。


2.【3月定例市議会のあらまし】

(1)3月定例会の会期日程の予定です。
   招集日:2月25日午前10時に招集されました。
   期日 2月25日から3月24日まで

   予算特別委員会の設置 2月25日
    委員長 善財文夫議員  副委員長 浅野隆一議員を選出。

   代表質問日  3月3日
   一般質問    3月4日〜6日
   総務文教委員会関係の審議日 3月 9、10日
   福祉環境委員会関係の審査日 3月11、12日
   経済建設委員会関係の審査日 3月13、16日
   予算特別委員会       3月19日
   本会議最終日         3月24日

  2)3月定例会より、市長若しくは副市長は常任委員会、予算・決算特別委員会に自ら出席して議案の説明をされます。亦、各常任委員会若しくは予算・決算特別委員会からの、議案に関して出席要請があるときは、この要請に応じて出席し答弁されることで、この度市長と議長間の話合いが整い実施されるものです。

  3)常任委員会等で委員外議員に配布されていた「調査・研究」資料は、全議員に配布されることと相成りました。情報の均一化を図るためです。


(2)今定例会に提出された主な議案です。
  1) 今定例会に提出される事件決議は2件です。
    @須坂市蔵のまち観光交流センター指定管理者等。

  2) 今定例会に提出された条例案は12件です。
    @須坂市勤労青少年ホーム条例の一部改正等

  3) 今定例会に提出された補正予算(案)は10件です。
    @平成20年度一般会計補正予算第8号等

  4)今定例会に提出された当初予算案は10件です。
    @平成21年度須坂市一般会計予算等


(3)須高消防協議会
    2月23日 須高消防運営協議会に出席

(4)長野地区農業共済事務組合
    2月12日 全員協議会 於:メルパルク長野
    2月24日  本会議  於:メルパルク長野


4.【私の議会外議員活動】

(1)市との協議
   教育委員会と。卒業式・入学式における議会の対応について。
   下水道局と。下水道接続の課題について。
   まちづくり部と。指定管理者の選定について
   河川課と。占用許可取消案件について

(2)泉小路活性化の会
   役員改選案について。2月17日

(3)その他
   佐々木啓佐義元議長の叙勲祝賀会 2月11日
   県行政書士会地方議員等連絡会議に出席。2月13日


5.【会派・改新クラブ活動報告】 会派新自由クラブを設立のご報告

  市議会議員の使命を自覚し、市民の皆様に寄与するために仲間4議員が議員活動のステージを広げるため、我々は改新クラブと新自由クラブの分派と決しました。
  新構成は
        会派:改新クラブ  北澤雄一議員、宮坂成一議員
        会派:新自由クラブ 田中章司議員、佐藤壽三郎議員

 今後とも変わらないご支援を賜りますようにお願い申しあげます


6.【議会に提出された資料から】

平成20年度3月定例会に提出された補正予算(案)の概要
一般会計(補正予算第8号) △5943万8千円
特別会計として
□ 国民健康保険   △3208万8千円
□ 老人保健       △200万円
□ 井上等財産区   △7万5千円
□ 峰の原水道事業  △1485万6千円
□ 下水道事業     △5410万3千円
□ 農業集落排水   △71万9千円
□ 介護保険       △6214万1千円
□ 後期高齢者医療  △1548万9千円
企業会計として
□ 水道事業 収益的収入  1896万7千円
          収益的支出  527万1千円
          資本的収入 △5187万3千円
          資本的支出 △647万1千円

☆平成21年度須坂市当初予算案の概要
第1 会計別予算額

一般会計  176億7千万円 前年増減率 △0.51
特別会計として
□ 国民健康保険   48億9759万円 前年増減率   2.42
□ 老人保健      703万6千円 前年増減率 △99.42
□ 井上等財産区    808万7千円 前年増減率   4.07
□ 峰の原水道事業   7270万2千円 前年増減率 △11.87
□ 下水道事業 企業会計に移行 前年増減率  皆減
□ 農業集落排水  企業会計に移行 前年増減率   皆減
□ 介護保険    33億7386万1千円 前年増減率   3.29
□ 後期高齢者医療 4億4218万6千円 前年増減率 △34.5
企業会計として
□ 水道事業    23億1237万3千円 前年増減率 △21.01
□ 下水道事業   47億5847万6千円 前年増減率 皆増
□ 宅地造成事業    7712万5千円 前年増減率 △83.03

  


【北信濃鏡】2/1 市民相談 /2市民相談、会派会議 /3宅建業者研修、市民相談 /5 会派分派手続、市民相談 /6市民相談3件 水野信行コンサート /8市民相談 /9議会運営委員会、会派代表会議 商工会議所研修会(早稲田大学・北川教授)、上田市議会懇談会 /10議員意見調整会議 /11佐々木啓佐義元議長叙勲祝賀会 /12長野広域農業共済会議 、議員意見調整会議、4人会 /13行政書士議員連盟 /14行政相談 /15議員意見調整会議 /16議会運営委員会、正副議長選挙、全員協議会、会派代表者会議、本会議 /17市長・副市長、教育長に就任挨拶。議会運営委員会、全員協議会、常任委員会、本会議、懇親会 /18会派代表者会議、議会運営委員会、挨拶回り /19挨拶回り /21助け合い推進大会 /22須高文化交流会 /23須高消防運営協議会 /25全員協議会 3月定例会開会 /27須高地区農業委員会研修会



  須坂商工会議所主催
  新春経済講演会


 『どうなる地域経済』

 〜地域の自立を目指して! 
   地域経済の活性化策を探る〜


   講師 北川 正恭氏


           (H21.02.09撮影)
 


今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.318 〜Vol.320をまとめたものです。

発行日 平成21年2月28日  
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 寿三郎
須坂市墨坂南1丁目(境沢町)