干し柿や 日向ぼっこの 里の秋  壽茶  


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報
ことぶき月報(No.122) 2008年11月号

終世書生気 : 千曲のかなた をご覧下さい。



1. 【 平成20年度市議会第2回臨時会のあらまし 】
(1)11月7日市議会臨時会が招集されました。
(2)議会運営委員会
 1) 平成20年11月4日 於:議会第3委員会室

●決算特別委員会の総括を行いました。
 特別委員会を設置する場合の位置づけについては、下記でお示しする選択が想定され協議を重ねました。
@ 従来の常任委員会で分割審査する。⇒常任委員会を2委員会に編成替えす  る※案
A 予算・決算の特別委員会若しくは常任委員会の設置。
B Aのうち、特別委員会とした場合の
 ア. 審査方法として、分科会方式化or全員なのか
 イ. 通年審査かor3月定例会のみか
     C Aのうち、※常任委員会とした場合
 ア. 審査方法として、分科会方式化or全員なのか
 イ. 通年審査かor3月定例会のみか

    ※―――については、条例改正が必要です。

2) 平成20年11月7日。於:議会第3委員会室
 @第2回臨時会議案、会期日程、議事日程、議案の取扱い等について。

(5)第2回臨時会に提出された議案です。
 1) 今臨時会に提出された補正予算(案)の概要です。
●一般会計 1,300万円
   内 訳
@福祉推進事業:原油高騰対策支援費 492万円
A在宅福祉事業:原油高騰対策支援費 808万円
B使途目的:低所得者世帯(市民税非課税)と福祉施設に対して暖房・燃料費を助成するため。

(6)今臨時会での議案に対する私の賛否です。
 1)原油高騰対策支援費補正予算 ⇒ 賛成 ⇔本会議 可決

(11)議員研修会 
 1) 須高3市町村議会議員研修会

  @ 平成20年11月6日 於:スザカ迎賓館
  A 対象者。須高3市町村の議員
  B 信州大学出前講義「裁判員制度と国民生活」
  C 講師:信州大学経済学部講師:丸橋昌太郎先生
  D 講義内容
    ア) 事裁判における裁判員制度の意義について。
    イ) 刑事裁判が国民に与える影響について。

             

             開講のあいさつをする永井須坂市議会議長

  【講義を聴講して】学生時代にかえりました。丸橋先生が敢えてホワイト・ボードに要点を大書きされて講義をされましたが、将に我々の世代の授業風景ではありませんか。

 変化する法理論として、ヒンクリー事件(レーガン大統領暗殺未遂事件の犯人)を取り上げられました。精神異常者に対する処罰の課題ですが、常識からすれば許容限度を越えるものであります。誰しもが秋葉原通り魔事件とオーバーラップしたと思われます。

 裁判員制度が果たして「刑事裁判における正義の具現」になるかといえば、刑法総論の知識もない市民に、刑の量刑まで踏み入れる裁判員の権能に、法律に無知な市民をここまで踏み入いれてよいのかと感じます。司法特に刑事事件の公判過程はをガラス張りにすることと、市民の常識の名の下に審判を下すことは、明らかに次元の異なる課題ではないのか。

 これは刑事政策の範疇ですが、刑の執行機関である法務省が、受刑者を単に社会から刑期の間だけ、社会から隔離しておけば足りる発想でなく、犯罪者を心身ともに矯正若しくは精神疾患者の治療することに、重きを置いた刑の執行でなければ、受刑者が服役後に再び罪を犯す現実と、犯罪によって被る被害者の悲劇は解決されないと、本講義を聴講しながら感じました。


2) 市議会議員研修会

 @ 平成20年11月18日 於:議会第4委員会室
 A 対象者。須坂市議会議員
 B 講師:長野森林組合須高支部長 関野文夫氏
 C 講義内容:森林税等により間伐を促進するために

講演要約
1. 森林税とは=山の環境を育てるための県民税である。【組合だより・ながのVol.15。長野県森林づくり県民税活用による森林整備の促進:県長野地方事務所 小林幹雄林務課長の記述ご参照】

2. 森林のもつ機能について。
  1) 木材等の供給
  2) 大気の浄化
  3) 保水
  4) 土砂流出・崩落防止等
  5) 温暖化防止外4項目を説明

3. 間伐の必要性について。
  1) 良質な木に育て付加価値を高める
    @ 新植時に2,500〜3,000本/ha
    A 7年後 ⇒ 2千本 以下500本/haにむけて間伐を繰り返す。
    B 20年後 ⇒ 1,800本
    C 30年後 ⇒ 1,500本
    D 40年後 ⇒ 1,100本
    E 搬出(3残1伐)列状 ⇒800本
    F 搬出(3残の中央)列状 500本/ ha
             ※C〜Fまでを森林税で賄われる。
             F時点での木材は1000円/1本
    1haあたりの収益50万円では、とても林業では食えない実情にある。
  2) 森林のもつ機能を高める ⇔ 健康な山

4. 間伐事業への補助施策 ⇒ 3−1)の施策によって2の機能をたから
   しめる。

5. 間伐実施にあたっての問題点について。
  ○木材の値段の安値安定の弊害。
  ○新築建物での材木の占める割合の減少。
  ○里山への森林税導入の課題
  ○需要は4寸柱に移行(然し60年を要する)

6. 須坂市間伐5ヵ年計画について。
  ○須坂市は5ヵ年で660ha。
  ○県・信州の森林づくりアクションに基づく須坂市の間伐5ヵ年計画
    1717ha。


(3)議会活性化委員会(最終回)
 1) 平成20年11月21日 議会第3委員会室
   議長に提案する議会活性化改革案の起案校正を行ないました。



2. 【私の議会外議員活動】
(1)市との協議
○政策推進課と.市長の市政報告会への招聘依頼。
○産業振興部と.市民への市が設置した緊急総合経済対策本部の設置を
  したことを企業等への迅速な周知について。
○道路河川課と。塩川地籍の国道406号と市道における、児童の通学路の
  確保についての取次ぎ。
○道路河川課と。市、県建設事務所、県警の担当者と通学路確保の話し合
  いのために関係企業に出向き協議しました。
○農林課と。須坂市間伐5ヵ年事業の推進の疑問点について。
○産業振興部長と。緊急総合経済対策本部の設置の周知について。
○道路河川課と。高梨地籍の通学路確保について外

   

(2)その他
   ○商工会議所と。須坂市が発した緊急総合経済対策についての確認。



3. 【佐藤壽三郎の自主研究】

第10回議員活動報告会盛会に終えることができました

 
 平成20年度(第10 回)議員活動報告会は、16 日午後1時半より、須坂中より
凡そ100名の皆様が参加くださいまして、報告会を盛会に開催することが叶いました。

 私より、市議3期出馬のおり掲げました『5つの提唱』の進捗状況と須坂市の喫緊の課題を縷々ご報告させて頂きました。
 
 今回は、三木市長のお出張りを賜りました。三木正夫市長は「活力、文化、誇りがみなぎる田園環境都市」須坂作づくりと表題されまして、9項目を参加者に熱く語られました。

 本議員活動報告会に、前農林水産大臣・参議院議員 若林正俊先生から祝電を
賜り、参加者にご披露をさせて頂きました。かって、若林先生が本議員報告会に
お出張り賜り、凡そ40分間政治の話を賜ったことが、参加者の記憶にいつまでも残っておるようであり、本議員報告会の誇れる思い出でもあります。

 更に、帰省遊説中の篠原孝代議士が、本議員報告会を聞きつけられて、会場に顔を出されまして、議員活動報告会に花を添えてくださいました。


 本議員活動報告会は数えて10回目になりますが、初当選からの参加者に加えて、毎年少しづつ町内の方々が参加いただくことは、私の自慢と心の支えであります。常に初心を忘れずに、しがらみを払拭し、5万3千市民の為に頑張ろうと心を新た
にしました。

 ご出席を賜りました皆々様に、恙無く報告会の盛会を気遣っていただいた皆様に
心より御礼を申しあげます。

                           須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎


            熱心に市政報告に聞き入る参加されたみなさん



12.【北信濃鏡】11/1 行政相談 /2 会報配信 /3町内文化祭 /4議会運営委員会 /5宅調 /6須高市町村議員研修会 /7第2回臨時会 /10会派会議 /11議会活性化委員会、議会運営委員会 /12建設業協会外懇談会 /16 第10回議員活動報告会 /17 行政相談 /18 林業活性化研修会 会派会議 /19 市民相談 /20上田出向 /21議会運営委員会 議会活性化委員会 /23 行政相談 /24 行政相談2件 /25議会運営委員会、26/市民相談 27/会派会議 /28会報編集 /29会報配信 



  今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.307〜Vol.309をまとめたものです。


発行日 平成20年11月30日  
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎