もどかしや あいさ長きの 花火か  壽茶  


須坂市議会議員佐藤壽三郎の議員活動報告詳報


ことぶき月報(No.106) 2007年7月号


 終世書生気質: 千曲のかなた をご覧下さい。



1.【議会のあらまし・議会内活動】



10)議員研修会等

@平成19年7月13日 於:中野市役所
  北信3市議会議員研修会開催され、「地球温暖化対策のウソ・ホント」と
  題して、信大の鈴木栄二教授の講義を受講するため、3市の議員が参集
  しました。来賓として青木一中野市長が、開催地市長として開講にあたり
  あいさつをされました。
  講義内容は、4.【自主研究:須坂の防災と治安】に記載。

         
               

A平成19年7月13日 於:議会内第4委員会
   福祉環境委員会主催の学習会に出席して、国民健康保険についての、
   新制度のしくみについて学びました。

B平成19年7月18日 於:佐久セントラルホテル
   第47回東北信9市議会正副委員長研修会は、佐久市議会の主催により
   佐久市で行われ、東北信9市(飯山市、中野市、須坂市、長野市、千曲市、
   上田市、東御市、小諸市、佐久市)の正副議長、正副委員長が参加しました。


           講演  「今 ここでわたしの“いのち”どう生かすか」
           講師   曹洞宗大林寺住職 増田友厚 氏
    
  こころに残った講演での名言:任にあたって他に譲り難し

          
                    研修会の一コマです

 講演受講後に意見交換会で、私は上田市議会と須坂市議会との意見交換会の早期実現と中野市と須坂市との夏祭り共同歩調の可能性について、相手方の胸中を確かめました。




2.【私の議会外議員活動報告】


1).市との協議

@平成19年7月2日。交差点における車の停止線位置の変更を求める住民からの陳情を取次⇒陳情市民&道路河川課長と現場調査。結論:停止線を6m後退することで解消されることを、市から警察に要望の申出るをする。

A平成19年7月3日。国道403号沿いの街路樹がアメリカシロヒトリの被害にあっている申出により調査見聞⇒道路河川課に取次⇔県建設事務所即日駆除。を


2).市・自治会等公式行事
    平成19年7月27日 於:光臨閣

 来賓に若林正俊参議院議員(代理出席)、小坂憲次衆議院議員(代理出席)、吉田博美参議院議員(代理出席)、村石正郎県議、竹内久幸県議、吉池長野建設事務所々長、田中須坂建設事務所々長をお迎えして、平成19年度村山橋建設促進期成同盟会及び千曲大橋建設促進期成同盟会合同総会が開かれ出席しました。


 両期成同盟会とも、平成18年度事業報告・歳入歳出決算を承認。平成19年度事業計画・歳入歳出予算案を承認し、役員については全員再任と決しました。

  ○新役員  会長:三木須坂市長 副会長:鷲澤長野市長、市村小布施町長、久保田高山村長、笠原野電鉄椛纒\取締役。監事:藤井長野電鉄鰹務取締役、関野須坂市議会経済建設委員長。

          
                    総会の一コマです

3).その他

@平成19年7月1日 住民より相隣関係の苦情申出のため現地調査。
A平成19年7月2日 産業廃棄物処理に関しての陳情受理。
B平成19年7月5日 泉小路活性の会幹事会に出席。
C平成19年7月6日 みちの会(3期議員の組織)の懇談会に出席。
D平成19年7月13日於:上町公会堂 泉小路活性の会平成19年度総会へ出席。
会員の大方の総意として、泉小路の道路拡幅の願望を再確認し、その手法として県が提示した12mを16mにすることについても、市民5万4千のためのインフラ整備として受け入れる意思であることが表示された総会でありました。
E 平成19年7月21日 須坂カッタカタ祭り議会連で参加!
F 平成成19年7月23日 地域づくり市民会議(南部ブロック編)に出席。
  
          
                    質問に答える三木市長



4.【自主研究:須坂の防災と治安】


新潟県中越沖地震発生!   須坂市 震度4強


須坂市も地区によって震度が異なるのではないか?
1)平成19年7月16日午前10時13分ごろ、新潟県中越沖を震源とする強い地震が発生、新潟県柏崎市、同刈羽村、長野県上水内郡飯綱町で震度6強、須坂市は市役所の所在地が扇状地であるためか公表震度4であったが、千曲川沖積地帯である日野、豊洲地域では震度5強であったと推測する。


理由は、 
@ 今回の地震で、柏崎市と長野県飯綱町芋川が同一地質であるとされ、震源地から80Kmも離れた飯綱町が震度6強であったこと。

A であれば、地質が同じであれば距離に関係なく震源地のパワーが地下深いところでは同じ強さで伝わっていて、要は住んでいる地域の岩盤の強弱による震度であること。

B 地震の震度の地図を見比べると、千曲川(信濃川)沿線年である新潟県の三条、長岡、十日町、南魚沼、長野県の飯山が同じ震度5強であること。

C 中野市と須坂市の市役所は千曲川より離れた扇状地上にあること。
を考えると、中野市、須坂市、長野市赤沼、長野市豊野町に広がる千曲川沖積平野は恐らく震度5強と推測できるとする佐藤壽三郎説。


2)何故震度に拘(こだわ)るかと言えば、震度1違うことは、強度に比例して被害の度合いがまるっきり違うということである。地震発生とともに、須坂市は福島、中島、九反田、村山、西町、沼目、八重森、相之島、北相之島、豊島、小島等いわゆる沖積平野に点在する町区の被害状況を迅速に把握と対応できるシステムの構築を急がねばならない。


3)千曲川に洪水警報が仮に出ているときに、大地震が発生することもあり得る。堰堤にまで満水になっていた場合の堤の決壊の危険性は、平常時の堤とまるっきり違うのではないか?このことも想定しての防災計画を立てる必要がある。

 今回の、新潟県中越沖地震も千曲川(信濃川)流域に甚大な被害を蒙らせていることを考慮すると侮(あなど)れない恐怖である。

   生かされていない、「緊急地震速報」

1)信濃毎日新聞の報道によると、今回の地震の16秒前に気象庁の「緊急地震速報」が稼働し、飯綱町には16秒前に速報を発したが、同町は受信装置がなかったために宝の持ち腐れであったようだ。県内ではモデル都市松本市は装置を備えているが、当須坂市はシステムが稼動する10月以降も経済的に備えられない模様である。


2)市民のための安心・安全のための防災インフラには、当然のことながら莫大な資金がかかる。財源をどうするかに智恵を絞りつつ、然し国、県と協調して整備は進めるべきでである。




5.【 自主研究:須坂市の復興策 】

須坂カッタカタ祭りは須坂の復興のバロメーター


 7月21日6時より「踊りの祭典」は、須坂小唄のメロディーにあわせて、一目三千人の踊り手が参加して執り行われた。生憎途中で雨にみまわれ踊りを凡そ20分間ほど中断したが、梅雨の末期の気象条件からすればこれも一興かと!以下は、今年の総点検!


1)私は、踊りの祭典コースの単純化を毎年提唱している。毎年踊りの流れが渋滞し、一歩も前に進まなくなっていまって、踊る気が喪失してしまうが、今年も5回ほど渋滞して行列がストップした。


【評価と対策】コース内に「参加連」の人数(今年は3145名)が収容しきれないとすれば。東西にコースを伸ばせば足りる話であるが、押し込めたきらいがある。コースを直線一本にして、連の出発時刻を決めてコースを踊り切ったら、今度は観客に回り他の連の踊りを観る方法に変えるべきである。



2)足元を照らす照明機材が「投光器」であり、眩しくて踊れない。


【評価と対策】「ぼんぼりタイプ」の照明機材を採用するように、6月定例会の経済建設委員会審査で提唱していたにも関わらず、聞く耳を持たないらしい。職員は「須坂カッタカタ祭り」が、単に事業計画の執行ぐらいにしか考えていないとすれば情けない話である。

 足元の悪い「踊りの祭典」に、どれほどの市民がわざわざ足を運んでくれるだろうか?STVの中継による茶の間桟敷の方が楽に決まっている。そこを現場に足を運んでいただくことに心血を注がなければ、須坂市活性化のためのバロメーターである認識が足りない。


3)小学生、中学生の連と参加人数が今年は16連、(858名を見込み)に上った。子ども連が多くなりつつあることは頼もしい。単に飛び跳ねる連が少なくなっている。


【評価】正調・須坂小唄の踊りを修得する意義は大きい。更にこれらの行事に参加することによって、須坂を愛する情緒が育まれるからであるが、参加した児童や生徒が、大人になったときに必ずや彼らが、踊りの祭典を引き継いでくれると確信する。

【総括】

 
須坂カッタカタ祭りの「踊りゾーン」で催される「須坂小唄のおどりくらべ」は、市内の企業の協力を仰いで、今年も例年並に参加人数の面目が保てたと安心してはいけない。


 1万人の観客見込みを市観光課は目論んでいたが、実際は贔屓目に見て2千人かな?の程度である。歩道が拡幅整備されていないこともあって、観客が歩道で観れるゾーンが限られていることもある。踊りのゾーンは、一層のこと、須坂クラシック美術館〜広小路までの整備された国道で行うべきである。須坂病院に入院している人への励ましともなれる。


 踊りの行列の円滑な流れを保つために、整理委員を配備し、流れの円滑を図らなければ、踊りは台無しになってしまうことを忘れてはならない。



 天王おろし、笠鉾巡行は粛々と町内を練り歩いた。その模様の写真レポートは、こちらです。
           



13.【議会に提出された資料

 ◎国民保護法のしくみについて

 平成19年6月26日 本会議終了後、総務部・総務課から概要の説明を受けました。それによると、国民保護法の仕組は13項目に分かれております。須坂市・地方公共団体のなどの重要な役目は、「避難」、「救援」「武力攻撃に伴う被害の最小化」を三本柱とする内容です。

  @ 国民保護法関連の国・県・須坂市の取り組み
  A 国民保護法ほ概要
  B 武力攻撃事態の想定
  C 緊急対処事態の想定
  D 市町村が実施する国民の保護の措置等
  E 須坂市国民保護協議会
  F 須坂市国民保護対策本部
  G 市町村国民保護モデル計画の構成
  H 避難
  I 救援
  J 武力の攻撃に伴う被害の最小化
  K 指定公共機関・指定市長公共団体
  L 防災と国民保護の対比

 詳細は、市総務部・総務課に問合せてみてください。

 ◎須坂市避難勧告等発令基準検討会報告書が、平成19年6月22日、須坂市避難勧告等発令基準検討会(会長・赤羽貞幸)より三木市長に提出されました。

 内容は、@千曲川避難勧告等の発令基準 A土砂災害避難勧告等の発令基準と区分されております。市報等で市民の皆様に周知されると思いますが、詳細は、市総務部・総務課に問合せてみてください。


 須坂市障害福祉計画(平成18年度〜平成20年度(第1期)が実施されております。それに併せて第三次須坂市障害者等長期行動計画も示されております。詳細は、市健康福祉部・福祉課に問合せてみてください。


 

新潟中越沖地震による須坂市における地震の被害について
  1)人的被害    なし
  2)物的被害
    @ 田の神町 住宅ブロック塀が倒れた。
    A 田の神町 庭の石灯籠が倒れた
    B 小河原町 塀の瓦が落下。
    C 豊丘処理場のオキシデーションディッチ槽(汚泥を攪拌する槽)の
      曝圧気装置に異常⇒原因調査中(19日現在)




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◎今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.234〜Vol.238をまとめたものです。

     発行日 平成19年7月28日
  
          編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 寿三郎