雪降らん 餌が見えんと 雀なき    壽茶(zyuccha)


須坂市議会議員:佐藤壽三郎議員活動詳報
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會報ことぶき 月報(No.65) 2004年2月号


【コラム・千曲のかなた】 

         名を惜しむかな 男(おのこ)ゆえ

  
 当時の永井裕順市長が四選出馬を志し、当選するための道筋として「高山村との合併」を公約の柱にしようとした航跡が1月の市長選後に鮮やかに浮かび上がってきた。政治家の行動はいつの世も必ず後日、すべてが白日に晒される宿命にある。為政者故の宿命ともいえるが、彼の政治的評価は、歴史の時の流れに委ねたいが・・・


 彼の市長四選に向けた秘策を推論すると、@総合体育館凍結による公共事業の冷え込みの回復。A総合体育館建設で支持を得た有権者へのつなぎ止め。B富士通リストラの影響による須坂市の財政力の陥没。C須坂市中心市街地の衰退。等理由はいくらでもあるが、これらを「ひとっぺに解決するには」合併特例法に乗ることであると判断したのである≪すばらしい!千載一遇のチャンスだ≫。以下は、市長出馬断念までの迷走を辿ろう。かの東京の銀座は八丁目までしかないが・・・・・・


 彼は平成15年5月30日、小布施町と高山に合併を打診した。しかし、小布施は既に「自律」を志していた事情もあり、この話は、6月17日高山村の「期限を定めない延期」で「チョン」となった。彼はこのままにしておけばよかった。しかし永井市長は、「これでは四選はありえない」と黙して機を窺うこととなる。 市長選まで後6ヶ月!!


 9月25日永井市長動く! 新清会の会派代表が動き、市長親派政和会が従ったことが後日敗北につながる。会派の集まりで市長は「再度、小布施町、高山村に合併を持ちかける」ことを決したらしい。議会ではなく会派に持ちかけたことが、後々憂いを招く。 市長選まで後5ヶ月!!


 彼は10月6日、小布施町と高山村に「対等合併」を持ちかけた。この「対等」が今日まで高山村の大きな「須坂が頭を下げてきたから」につながる恥辱の部分である。未練たらしく小布施に泣きついたことの吉凶が問われる。 市長選まで後4ヶ月!!


 10月12日高山村より「対等合併?」の回答を得る。合併方式に「対等」はない。新設か編入でしかない。永井市長は小布施町から返答を来る前に、「須坂市高山村任合併協議会」の旗揚げを宣してしまった。小布施は10月19日に「合併不参加」の態度をしめす。早とちり須坂市の汚点を残す。市長選まで後3ヶ月!!
  

 11月27日、須坂と高山の任意合併協―設立準備会が発足 運営方針など協議 するも、議会は出席を見合わせるか否かで揉めに揉めた。正副議長は、「様子見」のため参加することで、辛うじて議会の同意を得た。このことが高山村の激昂を買うも仕方がない。議会の不知による当然の帰結行動であり、議会の後押しのない市長は、市民への求心力と議会への牽制力を欠き、市長選四選出馬の夢は儚く消えうせたと言える。


  為政者永井裕順氏が、全知全能を傾けて5万5千市民のために「奉仕」する意思で、四選に臨まれたと確信するも、望みが叶えられなかったことに愛惜を禁じえない。私は、永井市長の2期・3期の折に議員として、市政に是々非々をもって臨み、永井市政の一面を支えたことは「諒」としたい。



1.【 議会のあらまし 】


1).本会議関係:3月定例議会は3月4日招集されます。

2).議会運営委員会

開催日時:平成16年2月2日午後1時半 於いて:第3委員会室

協議事項:

@ 3月議会の一般質問方式について ⇒ 対面式、件別一問一答方式を恒久的に導入予定。

A 議会運営委員会をルールとおりに運用することの確認。

B 議員の海外視察について、16年度は実施しない。

C 会議録の調整について。1月8日の臨時議会の市長発言中、市長が原稿を読み落とした部分の掲載の是非について。この日の市長の発言は、予め市長より文章で示されていたこと。市長は文章から踏み外した即興的な発言が当日なされなかったこと。読み落とした部分には、行政行為や行政命令等市民を拘束することの文言が見受けられないこと。読み落とした部分は、市長対人あいさつの結び文であることを勘案して、記録に載せても何ら支障がないと自由クラブは判断する。

3).会派代表者会議       招集事案なし

4).総務・文教委員会関係    招集事案なし


5).須高行政事務組合議会   次号にて詳細を報告します。

開催予定: 
平成16年2月23日(月)午後2時 会場:市役所305会議室

議  題: @組合議会定例会 A松川苑の建替えについて Bその他



6).全員協議会:それみたことか! 今頃になって 慌てての財政の建て直し策だ!!

 
その1. 向こう3ヵ年の実施計画


開催期日: 平成16年2月10日(火)午後3時 会場:第4委員会室
説明事項: 総務部企画課が示した実施計画の概要はつぎのとおりです。
           (詳細は須坂市HPに掲載されております。)

@. これからの3ヶ年の財政フレーム

施策を進める上で変動する諸要因を調整し、以下のように財政フレームを設定しました。


  一般財源ベース                                             単位:百万円

区     分 平成16年度 平成17年度 平成18年度
歳     入(a) 12,043.2 12,010.2 11,810.6
義務的・消費的経費等充当財源 (b) 11,536.6 11,559.0 11,760.2
基金の繰入 (c) 550.0 448.7 559.6
投資的・臨時的経費等充当財源
(a)-(b)+(c)
1,056.6 899.9 610.0

A. 歳    入

◆ 市民税については長引く景気低迷による所得額の減少、企業の業績悪化、固定資産税については地価下落による影響等を見込みました。
◆ 地方交付税については、「三位一体改革」に伴う影響等、現在示されている内容により見込みました。
◆ 臨時財政対策債は、地方交付税の代替措置として許可される起債で、元利償還時に全額が地方交付税で国から交付されます。


                                      単位:百万

区   分 平成16年度 平成17年度 平成18年度
歳 入(一般財源) 12,043.2 12,010.2 11,810.6
市  税 5,100.9 5,091.3 4,919.5
地方交付税 4,597.7 4,635.8 4,625.2
臨時財政対策債 777.0 777.0 777.0
その他 1,567.6 1,506.1 1,488.9

一般財源 : 国・県補助金などと違って使途が制限されず、どのような経費にも使用できる収
その他   : 地方譲与税・地方消費税交付金・減税補てん債など


B. 歳   出

◆ 人件費については、議員報酬、職員給与、退職手当等にういて現行の制度に基づきみこみました。
◆ 公債費は、既借入分の元利償還金のほか、交付税の代替措置である臨時財政対策債の影響額等を見込みました。
◆ 他会計繰出金は、国民健康保険、介護保険、下水道事業など特別会計の今後の見込みにより算出しました。
◆ その他は、扶助費、物件費、補助費など実施計画に計上されていない事業に要する経費について見込みました。
◆ 義務的・消費的経費については、行政改革チャレンジプラン、財政改革プランの実行によりさらなる経費の削減に努めます。

                                                          単位:百万円

区      分 平成16年度 平成17年度 平成18年度
義務的・消費的経費(一般財源充当額) 11,536.6 11,559.0  11,760.23
人件費 3,811.3 3,709.6 3,680.7
公債費 2,204.4 2,310.6 2,246.8
他会計への繰越金 1,786.8 1,952.5 2,238.6
その他 3,734.1 3,586.3 3,594.1

C. 基  金

◆ 投資的・臨時的事業(実施計画)を行うにあたり一般財源収入が不足するため基金を活用します。
◆ 一般会計に繰入れる基金は、財政調整基金、公共施設等整備基金を予定し、基金の推移は以下のとおり見込みました。


                                          単位:百万円

区   分 平成16年度 平成17年度 平成18年度
財政調査基金 繰入額 300.0 348.7 459.6
繰入後残高 1,188.2 839.5 379.9
公共施設等整備基金 繰入額 250.0 100.0 100.0
繰入後残高 733.8 633.8 533.8
基金合計 繰入額 550.0 448.7 559.6
繰入後残高 1,922.0 1,473.3 913.7


D そ の 他

 この財政計画は、一般財源の決算見込額を年度別に示したものであり、予算編成においては財源を留保するため、当初予算における計上額とは異なります。


その2. 国民健康保険税の税率の見直し(値上げ)案示される。
 政府は、貧乏人に国保税値上げを押し付けているように思える。値上げの理由は

@高額医療費の支払い。
Aリストラによる加入者の増加。
B老人保健が70歳から75歳に変更され、拠出金が1億300万円程度減額される。
C基金が無くなってしまった。
D一般被保険者の療養給付費が前年度比で20%も上回って月平均1億1,946万円であること等から全体で2億7,500万円程度の収入不足が予想される

 等の理由から、値上げをする腹心算だが、昨年も値上げしたことを考えると、値上げ理由に得心いかない!! 国に対して抜本的解決策を迫ることが必要ではないのか!!



国民健康保険税(医療分)改正案 (前改正は平成15年)

現行 改正案 増加率・額
所得割 7% 9% 2%
資産割 15% 15% 据え置き
均等割 16,000 22,000 6,000
改正率 18,000 24,000 6,500
17.82% 26.54%

        


国民健康保険税(介護分)改正案 (前改正は平成13年)

現行 改正案 増加率・額
所得割 1.2% 1.8% 0.6%
資産割 3.0% 3.0% 据え置き
均等割 4.200円 6,200円 2,000円
平等割 3,000円 4,700円 1,700円
改正率 45.12%




その3.須坂市を清潔で美しくする条例(案)について  
     市民生活部生活環境課の説明

 条例制定の目的:須坂市の良好な環境を保全し、清潔で美しいまちづくりの推進を図るため、空き缶等の散乱防止に関して必要な事項を定め、もって市民の快適な生活環境を確保する。

≪論評・私見≫ 市民のモラルも愈愈地に落ち、罰則(条例を犯した者には20万円の罰金)を持って臨まねば良好な環境が保持できないところに来てしまったのであろうか? 

 市は、全国にさきがけて斬新的な条例を作ることに力むのではなく、如何に民意を掌握しながら条例の目的を達するための施策を模索することが肝要である。刑法の罰則を持って望むことは、行政府においては最小限度に留めるべきである。市民が互いに疑心暗鬼に陥る「垂れ込み・密告」社会をつくることは避けるべきではないか。




7).合併問題等研究委員会



開催日時: 平成16年2月6日(金)午前9時半 会場:第4委員会

協議事項: いわゆる「任意合併協議会で話し合あわれる『基本4項目』について。

        ※『基本4項目』とは、もし合併するならば、
        @合併方式 A合併の期日 B新市の名称 C新事務所の位置。

  このことについて、出席議員22名(欠席2名)の意見を求めたところ、高山村と若し合併をするならば、合併方式は編入とする。 合併期日は、多様な意見に分かれた。 新市の名称は「須坂市」。 事務所は現須坂市役所とする。 が多数を占めました。


開催日時: 平成16年2月20日(金)午前9時半 会場:第4委員会

協議事項: 平成16年2月16日(月)に開催された任意合併協議会の報告。
         特別会計(国保・老保・介護保健会計の見通し。下水道会計の見通し)の抱える課題について。



8).須坂市・高山村任意合併協議会


第2回協議会
開催日時: 平成16年1月30日(金) 会場:須坂市役所西館

   協議事項: 1.基本的事項の協議について。 

             ア.合併の方式 
             イ.合併の期日 
             ウ.新市の名称 
             エ.新事務所の位置について。

         三木新市長の初会合であったこともあり、実質協議に入らず。
         次回に協議される。
         高山村委員より「対等合併」の主張がなされる。


第3回協議会
開催日時:平成16年2月16日(月) 会場:高山村公民館

    協議事項: 1.基本的事項の協議について。

             ア.合併の方式 
             イ.合併の期日 
             ウ.新市の名称 
             エ.新事務所の位置について。
    
@ 永井光明須坂市議、佐藤壽三郎須坂市議より、合併を急ぐことを要しない旨の発言あり。

A 佐藤壽三郎須坂市議より、『任意合併協議会の設置目的』について確認されたいと発言があり、三木会長(須坂市長)より、「この協議会は、須坂市と高山村の間で合併についての重要な基本事項を協議し、住民の皆さんが合併の可否の判断をしていただくための説明資料を作成し、法定合併協議会設置の可否を検討するために設置された」ことを確認した。

B 高山村選出委員は、須坂市への「対等=新設」の回答を得られないことについて、強弁にその回答を須坂市側に求めたが、須坂市は任意合併協議会の破綻を恐れて、高山村の「市長が頭を下げてきた」論の冷めるを待つ腹心算。


9). 須坂市・高山村任意合併協議会の須坂市側打合せ会



開催日時
:平成16年2月13日(金) 会場:第4委員会室
協議事項:任意合併協議会の設置目的の確認、その他。




2.【私の議会外議員活動】



1) 片山前総務大臣の三位一体構想講演

 開催日時:平成16年2月7日 会場:犀北館
 主催  :自由民主党長野支部
 講演題目:地方自治と三位一体改革について


 【論評】 地方に財源移譲が担保されない三位一体改革は、詰まるところ約束違反であると言える。地方自治の神様と言われる片山虎之助前総務大臣は、実効性の無い場合は、英断をもって三位一体改革の取消しをなされるべきであると感じた。

2)田中知事の「信州ルネッサンス革命」

 開催日時:   平成16年2月8日(日) 会場:小布施中学校屋内体育館(鳳凰アリーナ)
  シンポジウム: これからの「自治」をともに考えるシンポジウム
1部 田中康夫長野県知事の 総括あいさつと課題の提起
2部 パネルディスカッション

パネラー     泰阜村長   松島貞治 氏
           坂城町長   中沢 一 氏
           小布施町長  唐沢彦三 氏
           栄 村長    高橋彦芳 氏

コーディネーター 長野県知事  田中康夫 氏

  パネラーの発言要旨は、これからの「自治」をともに考えるシンポジウムにおいて配布された資料集をご参照されたい。各々の町村HPか長野県のHPにアクセスされご確認ください。


 【論評】本日の集まりのパネラーは町村の首長であり、夫々が「自律」を目指してがんばろうとする励ましの集りでもあった。夫々の首長の施策を説明受けるなかで、「合併するも自立もどちらの道を選んでも、いばらの道であることに変わりはない」が、問題は住民が「郷里のために自分でできることは自分でやる。換言すれば耐え抜く面目のありうるか」としてのふるさとを作れるかである。首長を信じて着いてくる住民を不幸にすることはできない。深慮遠謀が求められる所以である。須坂は常に合併してもしなくても「自律」を念頭において思いを巡らしている心算である・・・・・・・

3) 農業委員会との農政問題懇談会
日時:2月20日午後2時  会場:須坂市消防本部3階会議室

基調講演:須坂市の農業・農村に期待する 講師 長野県農業総合試験場長 有元達知(アリモトタツノリ)

4) 須坂高校墨坂地区PTA会合  役員の皆様ご苦労さまでした。

日時:2月20日午後6時 会場:くろいわ
@ 新旧役員引継会 A本年度の大学合格状況報告 B懇親会

3.【論説・地方分権時代のもたらすもの】 



 憲法は何のためにあるのか?法律然り、条令亦然り。すべて国民が、市民が国家から権利と自由が保障され、人としての尊厳を共有し、お互いが安寧に暮らせるための指針ではないのか。国、県、市町村の組織はそれらを実現するための手立てである。基本的人権の尊重、恒久平和、そして国民主権がこれらを叶える道しるべと信じて憲法を制定したのではないか。然しながら国会議員や官僚は国家権力をいじるに面白く、国民と乖離した「国家」に固執するとするならば、これは議員や官僚が本分を忘れた「権力の妄信者」であり。国民の代弁者や公僕を忘却し、本末転倒の発想であり、最も国民が猜疑心をもたねばならない部分である。仮に有史以来の最強である日本国中央集権国家を、今このときに築き上げても、それによって国民の生活が困窮し、人心が荒廃したとするならば、これは将に悲劇であるといわねばならない。国家は誰のためにあるのか自問自答すべきである。市町村合併問題も亦然り、霞ヶ関の高級官僚は、ふるさの大切さ、ふるさとの歴史的、文化的価値を認めない。餅を切るような感覚で合理的に経済的に日本列島を統治しようとしているだけではないかと思えてならない。果たして高級官僚の思惑どうりに動くかな。須坂の自治は須坂が決める。これが須坂の一大事と思えば、市議会議員として須坂の一大事に殉ずるは議員の本分と心得ている。将に「紅の血は燃ゆる」思いである。


  田中県知事は、「目先の責任回避のための市町村合併論議であってはなりません。誇り高き自治の現場に於ける『まち作り』とは、今を生きる私たちだけでなく、未来に暮らすであろう、まだ見ぬ人々のためにこそ、努力すべきだからです。一人ひとりが愛するふるさとを考え、積極的に議論し合い。真の<ふるさと自治>の選択がなされるよう願っています」(広報ながのけん平成15年5月24日付より抜粋)と発言されているが、将に市町村合併はこの言葉に言い尽くされていると感じます。我々の子々孫々のためにも「故郷」を護ろうと。


4.【論説・合併論】 須坂の自治を護るに邪まなこころ無くば、国との論争も厭わず!!



 私は、須坂藩13代藩主堀直虎候を、郷里の偉人として尊敬いたします。意志軟弱な徳川慶喜将軍御世に若年寄兼外国奉行として幕府を支えるも、秀才の誉れが高いも将軍としての資質に欠けた慶喜公に、諫死(かんし)を以って臨まれたことは、郷里須坂の歴史に興味のあるものならば、誰しも誇りに感じるところであります。
しかし、問題は直虎候の諫死の遺志を、藩の重役が歪めすり替えた事実です。以下は引用文でありますが、須坂藩は一体なにをしたのか・・・・この事実に私は直虎候の無念さを思うとき涙を禁じえません。


 「堀の自刃は間違いなく官軍との徹底抗戦を訴えての諌死であったのだが、須坂藩では、慶喜に対し官軍への恭順を勧めての諌死であったと主張したのである。加えて、こともあろうか東北征伐の折には官軍について出陣し、その後新政府から藩の存続を認められてもいる。生き残りのためとはいえ、藩主の遺志を無にしてまで生き延びようとした藩があった」と・・・・(参考文献。北摂三田の歴史、明治維新と三田:北康利著。郷土の華堀直虎188頁:岡澤主計著。堀直虎公伝154頁:岩崎長思著(旧制須坂中学初代校長))


 さて、高山村が「合併は対等=新設だ!」と上段に構えぱなし。この課題に呼応して、議会の合併問題等特別委員会は2月6日会合を開き、席上「合併方式」を出席22名の議員に意見を求めたところ、多数の議員が「合併は編入」と。ところが、「編入」と特別委員会で発言しときながら、舌の根も乾かぬうちに須坂市の一部の小賢しい(こざか)議員は、「何れは編入に落ち着くから、新設も視野に入れて、話し合いを持とう」と腰抜けとも思える発言を俄かにしだした。須坂は明治維新のおり、末代まで払拭できない藩侯の遺志をすり替えた過ちを、再び犯そうとする痴れ者がいる。小賢しさを今なお捨てきれないでいる町であり、まさに須坂の悪しき伝統である。市議会議員に求められる心得とは、「丈夫の心意気」ではないのか。こんな須坂では直虎候も浮かばれないぞ!


  政治家の心得を、私が尊敬してやまない西郷隆盛公は、『正道を踏み国を以って斃(たお)るるの精神なくば、外国交際は全(すべ)かるべからず。彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に順従する時は、軽侮を招き、好親却(かえ)って破れ、ついに彼の制を受くるに至らん』と述べています。学ぶべき言葉であります。


  私は高山村との一連の合併交渉を、「須坂市の外交」と位置づけています。相手を侮った等閑(なおざり)のこころで交渉にあたることは、高山村に対して実は失礼なことであり却って信義を失います。私は「須坂市の威信とは市民の絆」と感じますが、あなたは如何お考えになりますか。


5.【国県市町村の選挙報告と分析】 
 
該当なし


9.【会派自由クラブの動き】


日  時:平成16年2月19日(木) 須坂刑務所訪問

政務調査:@長野刑務所の収容状況について 

          T.過去5年間の長野刑務所における刑の執行状況について。
          U.長野刑務所の中に外国人が収容されているか。
          V.長野刑務所の抱える問題について。

       A施設の老朽化の対応について。
          T.現地における施設改修か。
          U.施設の移転可能性について。

面談氏名 朝長正人長野刑務所長 真先薫総務部長、小沼孝行看守長、
       【須坂市より】佐藤壽三郎代表、丸山久雄幹事長、古川局長、宮本企画課長。

12.【お寄せ頂いた会員の声】


@ 井上町を須坂の表玄関と位置付けしている佐藤市議に共鳴します。頑張ってください。 (井上住民)


15.【後援会
 2月定例会:2月27日(金)午後7時より開催予定。


【北信濃鏡】 1/26 新市長就任、政務調査、市民行政相談、/27議員2期研修会、県議協議 /28全員協議会、合併問題等特別委員会 /任協委員打合せ会 /30任意合併協議会 2/2議会運営委員会 /3市長と面会 /4行政相談 /6合併等特別委員会 /7自民党研修会 /8自律フォーラム、境沢町農林部 /9宅建協会研修会 /10全員協議会 /11市民相談、合併自立部会 /13任協委員懇談会 /14県議政策協議 /16全員協議会、任意合併協議会(at高山村)/17市民相談 /18市民相談 /19長野刑務所所長と面談 /20合併等特別委員会、農業委員会との懇談、須坂高校PTA /21市民相談

fax 026-245-5673 Tel 026-245-0050  須坂市墨坂南1-6-23(境沢町)   
発行日 平成16年(2004年)2月22日

ご意見をお聞かせください。 
編集兼発行人 須坂市議会議員 佐藤寿三郎