人の世は 一夜あけるに 元旦と 勝手なりきや 奢りなりしや  北行( hokugyou )

須坂市議会議員:佐藤壽三郎議員活動 zyusaburo. com

                                
會報ことぶき 月報(No.63) 2004年元旦号

                                      

謹 賀 新 年 

  本年もお心にかけられまして、変わらないご支援を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。年頭にあたりまして、私が提唱した5つの改革について進捗状況をご報告させていただきます。

(市議会議員は、公職選挙法により選挙区内に年賀状を差し出すことが許されておりません。ご容赦ください。)


1..議会の機能の復権をはかり、議会制民主主義を主軸とした市政運営を目指します。

 

 昨年12月定例会の醜態は、会報62号にて詳しくご報告申し上げましたとおり、議会のルール破りであり、議会の本質と議員の資質が問われました。議会のルールに則った、公正で分かり易い議会を断固目指します。

 議会は、「市民の意思の表現される場」であらねばなりません。須坂市議会には近年、「行政視察団」として全国から多数の市町村や議会が訪ねて来られます。私が常々提唱する「議場の形」に議場を大改造すれば、更に須坂市議会議場に年間10万人位の人々が訪ねて来ると思います。それほどに、全国の市町村は形骸化した「議会運営」に悩んでいると言えます。その点、須坂は一歩進んだ議会として、いま全国から注目されておるのです
。       



2. 中心市街地の商工業者の復興を図り、街に活気を取り戻します。


 須坂小唄のアレンジや山形市の「花笠音頭」の行政視察の要請を提唱し、市もこれに応えて、編曲や山形市を訪れて教えを乞いました。昨年12月議会で私が提唱したように、須坂カッタカタまつりの体質や運営方法を大胆に変えて、中野小唄、野沢温泉小唄、十日町小唄と連携し「甲信越3大まつり」に育てて、この北信濃に百万人にのぼる観光客が、短期間に訪れてくれる「信越まつり」にしようではありませんか。きっと中心市街地は活性されます。

 この機会を逃がしたら、須坂は未来永劫「くすんだ田舎町」でいることでしょう。工業・製造業については、昨年3月議会で私が提唱した「富士通オンリーの体質を一日も早く脱皮し、須坂資本、或いは地元企業の結集こそが、不況下の時代で生き残れる手立てなのです。須坂人が持つ陰湿的な「足の引っ張り合い」を捨てるときです(商工振興策は、議会で過去に4回提唱しています)。



3. 須坂の子弟は、須坂が育てる教育をします。

 
 中国の諺に、「一年の計は穀を植うるにあり、十年の計は樹を植うるにあり、百年の計は人を育てるにあり」とあります。

 私は平成12年3月議会で、「教育こそ須坂の基である。(中略)須坂の子弟は、須坂が育てることが大切だ」と訴えました。市の財政がどんなに苦しくとも、最優先の施策と今後も一貫して発言し続けます。



4.できることを分かち合い、温もりのある高齢者福祉を実現します。

  
 平成13年9月議会で、「国家財政の破綻から福祉行政は縮小される」と断言し、須坂市の身の丈にあった福祉施策をするように警告をいたしました。

 税金を湯水のように使う時代は終わったのです。お年寄りを施設に押し込む施策ではなく、「家族と共に」の施策に重点を置くべきです。更に不評な公共建物は値打ちのあるうちに市民に或いは企業に払い下げを行って、身軽な市財政規模に縮小すべきと提唱して行きます。



5.行政事務の民営化をはかり、市職員の大幅削減を唱えます。


 須坂市議会は法定議席30から離れつつあります。昨年の市議選では更に2つ削減して24議席としました。それは職員の削減を叫ぶために、議会がまず「隗より始めよ」としたのです。議会は自ら血を流したのであります。

 私は平成12年3月議会で「すべての福祉、保育、ごみ処理などの事業を積極的に民営化し、民間のきめ細かなノウハウを導入すべきであり、また、将来は公民館、体育施設、生涯学習センター、メセナ、女性室、児童館などの運用や公共施設管理も民営とし、須坂市自身が機構改革、組織改革を図りスリムになることにより、地域は(雇用の場が生まれ)活性化される。民営化の促進と小さな行政庁の構築こそが、須坂市が他の市町村に先駆け、地方の時代をリードする自治体になれる」と提唱して以来、H13年9月、H14年6月、H15年9月議会を通して一貫してこのことを主張しております。任意合併協議会を糧として、須坂市の自立か、高山村との合併を論議いたしますが、どちらを選択したとしても、この問題は避けては通れない課
題であることをご理解ください。


                              発行日 平成16年(2004年)元旦
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fax 026-245-5673 Tel 026-245-0050
須坂市墨坂南1-6-23(境沢町)   
編集兼発行人 須坂市議会議員 佐藤壽三郎