わけありと 遅れて参じた 猛暑かな  壽茶

會報ことぶき 月報(No.59) 2003年9月号
 (須坂市議会議員佐藤壽三郎議員活動詳報)

【コラム・千曲のかなた】全日本花いっぱい須坂大会は大成功に終えました。
 全日本花いっぱい須坂大会は、8月29日に前夜祭、30日は高円宮久子妃殿下ご臨席の下に、大会式典、記念植樹、花壇・フラワーロードの見学、交流レセプションが執り行われ、先回の開催地である和歌山市と次回開催地である行橋市(福岡県)の市長と長野県田中知事、小坂代議士、北沢国会議員や県議、隣接市町村首長、並びに大会関係者およそ1300人が参加して執り行われた。

 花を愛し、育てる心を通して、安心して暮らせる明るい社会づくりを目指す運動の発展を誓い、誓いの徴として、臥竜公園に高円宮妃殿らがサクラの苗木3本を記念植樹した。公園は久々の人垣で埋め尽くされた。「この不況時にこんな大会を?」の声もあるが、私は須坂市を花で埋め尽くす市民の心のゆとりが大切であり、事実花は心を和ませることを考えれば、市民にとって替えがたい心に残る催しであったと評価する。


 

1.【 9月定例議会のあらまし 】
1).本会議関係
@ 9月議会における私の一般質問項目

T.須坂駅の周辺整備と治安について
(1) 駐輪場等の整備の進捗について。
   本9月議会補正予算で、駐輪場建設が具体化されるが、駅の周辺整備は、
   駐輪場、障害者も使えるトイレと交番の設置がセットとして捉えられるべき
   と考えている。残り2点の見通しも含めて答弁を願いたい。
(2) 駅周辺の治安の回復について
(3) 全域における青少年犯罪の現況について。

 答弁概要:駅前の治安は顕著に回復をして来ている。

U.竜ケ池のアオコの発生の把握、原因の究明と解決策について。

 答弁概要:池自身の水質が百々川から灰野川の水を取り入れることによって、魚の住める池に変わった。安い費用で効果があがることを調査・研究し推し進める。

V.新型肺炎対策について、この秋に再発が懸念されているが、そのような情報を確認しているか。

  答弁概要:万全を期している。

W.下水道接続に伴う水道管の変更について。
(1) 13mmから20mmにすることは、法律で定められているのか外

  答弁概要:基準に添った運用をしているのでその考えはない。

X.防災訓練について
(1)  災訓練は9月1日に、しなければならない法的取決めなのか否か。
(2)  須坂市は、56災害の痛みを消さない取組が大切であるとおもうのですが如何か。
(3) 町区別で住民が基礎的な防災訓練をすることが大切であると感じるが、
   市として、町区単位で行う具体的な取組計画はあるのか。防災会議や
   区長会等で議された経緯はあるのか。

 答弁概要:大切なことと認識している。

Y.三位一体改革における、市の機構改革と民営化の必定性について。

 答弁概要:時代の流れからして必要なことと感じるが、一方に解決せねばならない課題もある。

Z.箱物行政の総括について。

 答弁概要:時代、時代において必要なものであったと確信。

[.市長は、「合併特例債」を、どのように捉えているのか。積極取り入れなのか、無世論なのか心中を示してください。

 答弁概要: 検討に値する値打ちのあるものと思う。

\.市民の納める市民税、保険税、保育料、市営住宅家賃等の滞納や未納対策について。

 答弁概要:滞納額は増額している。納税を願えるように納税者に個別的に対応してゆく。



2).議会運営委員会

  8月28日午前9時 9月定例会議案等、会期日程、決算説明会、高山村外一市一町財産組合議会議員の選挙について。
  9月25日午前9時 追加議案、本日の日程外



3).会派代表者会議

  8月28日午前10時 教育委員会委員の推薦について


4).総務・文教委員会関係


  第1日目 9月12日(金)午前9時〜午後8時43分まで審議
@ 消防本部・消防署、教育委員会、学校教育課・生涯学習課・体育課・人権同和教育課を順次召喚して審議の結果
   認定第1号 平成14年度須坂市一般会計歳入歳出決算認定についての所管事項
        ⇒ 認定すべきものと決した。
【補正予算】
議案第63号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第3号にうち所管事項⇒認定すべきものと決した。

A 14年度決算に見る、財政政策の成果等への私なりの評価と発言



  ☆消防本部・消防署について
ア、火災・調査・救急・救助出動の状況。イ、消防機械力整備事業。ウ、消防団運営事業 エ、小布施・高山分署の火災・調査・救急・救助出動の状況。

【調査研究】○防災講演会:10月10日(金)午後1時〜 会場シルキー
       ○なぜ、雨で防災訓練が中止になったのか。訓練の本質を見直せ。
       ○豊島団地でのタンクローリー横転事故の顛末について。



☆ 教育委員会・学校教育課
ア、教育委員会出前トーク。イ、損害賠償請求事件訴訟の経過 ウ、小・中学校の教育奨励事業。エ、総合的学習等事業推進補助金に基づく活動。オ、教育相談事業。カ、小・中学校巡回教育相談。キ、スクールカンセラー活動。ク、地域安全サポート委員の嘱託。ケ、小・中学校の校舎等施設の工事状況。コ、教育就学援助事業の実情。サ、学校給食センター管理事業。

  

【請願】
 
請願第5号(継続)教育基本法の改正ではなく、その理念の実現を求める意見書の採択を求める ⇒ 継続審査と決す
請願第8号 少人数学級の早期実現や複式学級の編成基準の改善、教職員定数増を求める意見書の提出に関する請願。⇒ 採択
請願第9号 県の財政措置による30人規模学級の4年生への拡大と複式学級の解消、県独自の教職員配置増を求める意見書の提出に関する請願。 ⇒ 採択

<調査・研究>
   〇 第19回損害賠償請求事件口頭弁論報告
   〇 平成14年度 精勤・皆勤の状況
   ○ 小・中学校の教室等における化学物質の室内濃度について
   ◎ 準要保護生徒に手厚く行政が手を差しのべる手立ての強化。



☆ 教育委員会・生涯学習課  
 ア)第4回信州岩波講座。イ)文化振興事業団自主事業活動の支援。ウ)成人式のあり方研究小委員会 エ)地域公民館活動の実績。オ)博物館講座 カ)有害環境浄化活動支援。キ)文化施設管理事業。



☆ 教育委員会・体育課  
ア)健康管理事業 イ)体育施設管理事業 ウ)須坂市の海の家利用状況。エ)スポーツ教室。オ)学校体育施設開放使用状況と使用料。

  <調査・研究> サマーランド、市民プールは冷夏で利用者は激減した。
             谷浜・鯨波海水浴場の須坂市海の家の利用者3,081人



☆ 教育委員会・人権同和教育課
  ア)公民館人権同和教育推進事業。
  <調査・研究> ◎人権問題は、寧ろ潜伏して陰湿な行為になっていないか。



 第2日目 9月16日(火)午前9時〜午後6時22分

@ 総務部、庶務課・企画課・財政課・税務課、会計課、選挙管理委員会事務局、
   監査委員事務局、議会事務局を順次召喚して審議の結果
   認定第1号 平成14年度須坂市一般会計歳入歳出決算認定についての
   所管事項
        ⇒ 認定すべきものと決した。
【補正予算】
  議案第63号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第3号にうち所管事項⇒認定すべきものと決した。


A 14年度決算に見る、財政政策の成果等への私なりの評価と発言
 総務部・庶務課  Q:防災訓練のあり方について総点検を要する。
             Q:市長への手紙「虹のかけはし」は信書か公文書か
             Q:この時期に、職員を3名も海外視察をしている感覚が
               おかしい。
              褒賞目的の視察であるならば自粛されるが穏当。

 総務部・企画課  Q:市町村合併の情報をうるための「市民地域会議」の結果は。
             Q:須坂市史編纂に係る基礎的事業について、資料のデジ
               タル化を図るべきと思うが。

 総務部・財政課:財政のバランスシートの報告を受ける

 総務部・税務課  Q:特になし

 会計課:未収金への回収手続の確認

 選挙管理委員会事務局 :報告⇒衆議院選挙費用の先決処分の承認

 監査委員事務局  Q:外部監査制度の導入を図る時期に来ていないか。

 議会事務局:特になし

5).須高行政事務組合議会  招集されず

6).全員協議会  9月4日 招集日の日程について外

7).合併問題研究委員会
  9月12日 9月5日に開催された須高3市町村議長、副議長、合併問題研究委員の会合の報告。



2.【私の議会外議員活動】

  9月1日午前5時 市防災訓練は出動するも雨天で中止。皮肉にも当日は青天!


3.【論説・地方分権時代のもたらすもの】推敲中
4.【論説・合併論】資料分析中
5.【国県市町村の選挙報告と分析】長野市議選を分析中


6.【小・中学校関係】すざかみんなの宝を、みんなの手で 慈しみをこめて育てよう



  君は知っているか。社会の歪みや陰を。泣くに泣けない現実と実数を知って欲しい。この数を知れば決して君は贅沢は出来ない筈だ!
 保護者の経済破綻は子弟に暗い影を落とす。市内の小学校全体で要保護、準要保護の実数は学用品193名・給食費が195名。医療費27名。修学旅行37名であり、中学校は、学用品106名、給食費105名。医療費8名。修学旅行29名であるとのこと。ちなみに当市の14年度小学校児童数は3,178人、中学校生徒総数は1,620人であった。


 終戦まもない私らが育った小・中学校時代は、敗戦の傷が未だ癒えず、砂ほこりが濛濛と立ち込める喧騒の状況であった。戦争の付けは重く国民に襲いかかり、貧富の差が服装で判るくらい接ぎあてを着ていた。食料事情もままならず、これではいかんということで、学校給食が始まった。当時を偲ぶと、先人の熱き思いに頭が下がる。


 願わくば、郷里の宝である児童・生徒たちは、親の大臣・貧困に関係なく伸び伸びと育って欲しいし、児童・生徒の年齢を勘案した場合に彼らは何も判らないし、自助努力を欲しても何も出来ない年齢ではないか。偏に保護者の支配下にあることを慮るとき、保護者としての資質を有しない親をいよってもち、この親によって人生を翻弄されたとしたら、あったものではない。市が『足長おじさん』の役割を十分に発揮して、児童・生徒が抱く将来の芽を摘まないように努力してあげなければならないと感じる。郷里の宝と唱える以上市も責任をはたさねば信頼は生まれない。


 教育就学援助事業は、教育を受ける権利を持っている児童に、直接なされることによって、はじめて彼ら教育の機会均等が保たれるものであり、わが子を食い物にする保護者の、生活援助のために行なうものではないことを、条例等に明記すべきと感じる。
 市よ、薄幸な子供らのためにもっと鬼になれ! 思うに、『経済的な不幸』なんてものは、人生における一時期のものであって、しっかり食べて将来ひとり立ちできれば、吹き飛ばすことができる代物である。子供らに持ってもらいたいものは、この制度を利用したからとして卑屈にならず、大志を抱いて欲しい。

 2)森上小学校運動会 9月23日 花よりも ましてあでやか 童かな  壽茶


7.【北信選出の国会議員の動き】 

  若林正俊参議院議員は、小泉内閣の参議院特別委員長に内定。

8.【トピックス69町区】 

 第27回境沢町区民運動会 10月5日 墨坂中学校グランドにて、開催。 




9.【会派自由クラブの動き】


 8月31日開催された「ふれあい町づくり」の模擬店に参加。


12.【お寄せ頂いた会員の声】 
○ 御身を大切になさってください。赤松博司さん(幸高町)
○ 佐藤議員へ投票された人の期待は大きいと思います。その期待にこたえるように頑張ってください。行政書士 五味敦史 (元市議)


13.【注目の報道記事から】

○ 長野県は9日、県庁や県立学校、警察などすべての県の公共施設を原則として全面禁煙にする。日経9/9


15.【後援会】
9月26日 幹部研修会:合併問題について市職員からの説明を受ける。


【北信鏡】8/30 ふれあいまちづくり 9/1自由クラブ /2予算説明会  /4議会開会 /5市民相談 /6一般質問推敲 /7一般質問推敲 /9〜11一般質問、会派代表者会議、合併研究委員会、自由クラブ慰労会、/12総務・文教委員会 /16総務文教委員会 /17・18福祉・環境委員会 /19・22経済・建設委員会 /23森上小学校運動会 /25 議運、全員協議会、本会議(閉会)。大日向地権者会/26幹部会




発行日 平成15年(2003年)9月28日        

            〒382-0098 須坂市墨坂南1-6-23(境沢町)
              編集兼発行人  須坂市議会議員 佐 藤 壽 三 郎