おくりぼん またらいねんも たっしゃでこ 壽茶(zyuccha)
盆あけて天国にもどる妹におくることば
會報ことぶき 月報(No.44) 2002年8月号 |
(佐藤壽三郎市議会議員活動報告書) |
【コラム・千曲のかなた】 | ||||||||||||||||||||||
市長(政治家)は大所高所にたって市民を導く使命あり・・ 総合体育館は凍結あるべし。 |
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平成14年3月議会一般質問で、私は「永井市長が市長として失政をしたとは私は思いません。リーダーとしての資質にも、私は(長野・松本の市長と比べても)遜色はないと思います。市民の支持を得て3選を果たされたことも、私はすばらしいと思います。が、今、その中で長年の市民の要望にこたえて努力されているということも、私はわかります。だけれども、あえて申し上げるならば、余りにも時期が悪いのです。市長の努力をのみ込んでしまうほどに、未曾有の経済不況がすべてを失速している。と思えるのであります。 私は総合体育館建設事業は、すべからく凍結すべきものと市長にここで進言申し上げます。」(全文⇒HP須坂市議会 会議録ご参照。)と、会派『政和会』を離脱してまで、親愛なる市長に諫言を申し上げました。 さらに世情は悪条件が重なり、今回の富士通リストラであります。富士通城下町である須坂は、須坂市自身の存続の危機と申せます。この部分は、市長も私も予期できなかった事態であります。私は市長が、「公約」として、市民が待ち望んでいる総合体育館を、ぎりぎりまで建設実現に向けて、真摯に努力されている姿勢に頭が下がり、何とか良策はないかと思案してきました。 しかし、万策はつきました。ここは、市長は熱き思いを抱きつつも、須坂百年の計を慮って「凍結する」と下されるべきです。理由は「余りにも時期が悪い」ことに尽きます。然し、市長は臆することなく「市長として執った苦渋の選択」と胸を張られれば済む話です。市民は、きっと建設に向けて真摯に努力した市長を高く評価し、誇りに思うでしょう。 |
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【議会活動より】 | ||||||||||||||||||||||
1.8月2日開催された全員協議会での私の発言要旨 | ||||||||||||||||||||||
1)市長に須坂市の住民基本台帳ネットワークシステム稼動を延期すべし と訴えました。 |
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私は、8月2日開催された全員協議会で、「8月5日より稼働する『住基ネット接続』を須坂市は延期すべきである。」と発言。急遽、市長が全員協議会に出席し、「法で決められている分野である。市民に平等のサービスを提供する責任があるから。」と答弁。私は、「個人情報保護が未整備で、情報の漏洩や不正アクセスが懸念される現況を弁えたとき、市長は五万五千の市民の生命と人権を守らなければならない。市長は、法に欠陥があるとして、『市民の人権を擁護するための緊急避難』の法理を唱えて、接続を拒否すべきである。」と訴えました。 更に解せんのは、当須坂市議会は、7月16日の臨時議会で、「容易に行政機関の判断で利用目的を変更することを認めたり、行政機関内部での目的外利用や行政機関同士での情報提供等が広く懸念される。」ことを理由に、「住民基本台帳ネットワークシステム施行の延期を求める意見書」を全会一致で承認している。市長は議会の意思を十分に斟酌して対処すべきであり、議会の意見決議を全く無視することは許されないはずである。議会の決定を無視することは、須坂は議会は要らない論理である。併せて、議長に議会自身の威信の高揚を具現すべしと要請しました。 思うに、我々は自由の名のもとに惰眠を貪っていた平成6年ごろより、政府はとんでもないことを考えていました。「住民基本台帳ネットワークシステムの構築」から「稼動」です。国民は、「国家権力が簡便に入手できる個人情報の目的外利用への不透明な動向に」には、もっと国家に常に猜疑心を持つべきです。自由は自分で用心深く常に確かめていないと、歴史が示すように権力によって剥奪されてしまうものです。オーバーな話ではありません。 |
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2)【新議長に須坂市総合体育館建設の意見収拾策を質しました。】 | ||||||||||||||||||||||
新議長は、総合体育館について、市民の賛否両論のご意見を十分お聞きし、更に議論を重ねて慎重を期した上で粛々と進めると公約したが、如何なる方法をもって市民の意見をくみ上げる考えかを質したところ、議長は基本設計が出来上がった時点で具体策を考えると述べた。富士通の一連のリストラ事態は、富士通城下町須坂としては、税の減収が必定であることから、議会として早急に何らかの結論を出す時機に来ていると言えると付言。 |
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3)【富士通のリストラに関わる情報収集を訴えました。】 | ||||||||||||||||||||||
このことについて、須坂市も議会も十分な情報を入手していない。須坂は富士通に何らかの関わりをもって生活している街である。そこで、情報収集には保守会派より社会民主クラブや共産党の組織の方が長けていると感じる。市民のためにもお互いが情報を寄せ合い、全員協議会も日時を問わず招集して、皆で富士通城下町を守ろうと提唱⇒議長了承。篠塚議員【富士通労組】、共産党も同意。 |
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4)8月15日 議会宛に富士通リストラに関する建白書を提出しました。 | ||||||||||||||||||||||
当、自由クラブは、8月7日、小坂衆議院議員、若林参議院議員の国会事務所を訪ね、富士通のリストラに関わる機動性を帯びた救済支援の要請と須坂から上京する関係者の連絡事務所としての拠点に両事務所がその役割をされることを要請し、両事務所から快諾も得ています。多いに活用あるべしことを申し添えす。 |
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2.会派・自由クラブ活動報告 | ||||||||||||||||||||||
市長は、須坂市総合体育館建設計画の凍結を速やかに決定すべしと決議。 8月14日議会内で、自由クラブ、社会市民クラブ、共産党の野党三会派正副幹事長会議を開催。議会内の各会派の動向を分析。もはや富士通リストラに絡む須坂市の歳入の落ち込みや長期歳入を考えた場合に、須坂市は速やかに総合体育館建設を凍結すべきと結論。その旨を北沢正啓議長に申し入れた。 |
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1) 富士通城下町須坂であればこそ、議会が為すべきことがあるはずである。 富士通城下町須坂は、今回の、富士通関係の一連の大リストラに右往左往しているのか実情である。自由クラブ、社会市民クラブ、そして共産党は敏感にこれを感じ、富士通の現場の声を聞き、その対策の模索を試みた。先行したのが共産党。流石は公党で素早い。社会市民クラブは小回りの聞かない会派の事情もあり消極的。自由クラブを含めた保守系議員は、労働問題に関するルートをもっていない部分と法的思考の温度差が弱みを曝け出した。伝統的にいざという時になんの役にもたたぬ評論家タイプの議員が多く。自由クラブ以外の会派からは、何らの具体的施策案の提唱も聞えてこない。然しここは超党派で一丸となって対処しなければ、後世の須坂に遺恨を残す。 |
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2)会派の研修視察報告 8月5日山形県村山市、6日宮城県白石市、 @村山市訪問の目的 「ひとりぐらし、ねたきり老人ゼロのまち」を目指す施策を研修。 行政として、 ○市民の最も不安である「ひとりぐらしで寝たきりをゼロにし、今後も持続させるそのために、健康で生甲斐を持ち、美しく老いるという意識の高揚を全市民に呼びかけ、実践させる仕掛けをしていく。 ○生涯を住み慣れた地域に住み続けられる安心感を与えていく。 ○高齢者の不参加・社会活動への参加促進のきっかけづくりの仕掛けをする。 ○福祉の主役を地域社会いに持っていく。市ではあくまでも支援の方向で進めていく○高齢者が利用しやすい施設の整備を図る。 ○在宅福祉の充実を図る。 ○今後、よりよい施策方向を検討部会だけでなく市役所もそれぞれの部署で話合をしながら、市全体に働きかけ、充実させる努力をしていく施策の具現化であると思える。老人との関わりは楽しくないと誰もやらない。やらせて頂いているこころが、楽しいの輪が広がる。押し付けでない付き合いが大切であることを強調されたが得心訪ねた成果あり。 村山市のリンク 硬蕎麦や 合間に食らう にしんかな 壽茶 村山名物、硬い蕎麦を食らいて読める一句 |
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A白石市訪問の目的 「空き缶条例等の散乱の防止に関する条例」のついての研修。 本来は、「空き缶等のポイ捨て」行為を犯罪と捉えることは大変難しいことと感じます。なぜならばマナーの悪さまでを天下の公器「刑罰」で矯正しよとすることは、刑法を学んだことのある人はきっと訝しがると思います。道徳規範に刑罰をもって臨むことは最小限に押さえるべきであるとするのが、定説ではないでしょうか。また、軽犯罪法27の適用で極めて悪質な行為を罰することが可能であると判断されるのではないかと感じながら、研修に臨みました。 ○平成9年6月から開催されている「市民と市長とのふれあいトーク」で、ポイ捨て条例の制定を望む意見が多く提唱された。 ○市は諸団体との意見交換会を開催し条例制定の検討を進め、市議会において「白石市空き缶等の散乱の防止に関する条例」が可決され、平成10年4月1日から施行されている。 【条例の基本的考え方】 ○空き缶等の散乱を防止するためには、市民や来街者一人一人のモラルの向上が不可欠である。 ○一歩踏み込んで、市・市民・事業者等がそれぞれの責務を果すことにより社会的な仕組みとして、散乱しにくい、きれいな街づくりを進めていくことが必要。 ○これを実現するには地域の皆さんの「自分たちのまちは。自分たちできれいにしていく」という熱意と指導な努力が必要と訴える。 ○地域の皆さんの美化への努力を無にするよな心ない「ポイ捨て行為」には最終的な担保として罰則を導入したとする。経緯である。罰則規定は先例がありこれを真似たととの説明であるが、司法当局との協議で、「市は罰則を適用する場合は、十分に地元警察と事実関係を調整する」こととされた。思うに、罰金は刑罰の種類の一つでもある。事実行為を五つに区分し最高5万円の罰金を科する条例の裏には、市民のマナーの低下よりも、来街者の「旅は恥のかき捨て」とする目に余る行為があったと推測される。しかし救いは、現在までに罰金の適用は一度もないということであり、これが救いでありました。 白石市へのリンク つわものの こころねきこゆ てんしゅかく 壽茶 白石城を訪ねて読める一句 |
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B8月7日、自由クラブは、小坂衆議院議員、若林参議院議員の国会事務所を訪ね、 A.富士通のリストラに関わる機動性を帯びた救済支援。 B.豊洲フルーツセンターへの光センサー設備の国庫補助金実現等を陳情した。 |
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3.地方分権時代のもたらすもの | ||||||||||||||||||||||
1)【合併論】8月2日。合併問題研究委員会開催される。合併検討内容は8月 10日付須坂新聞をご参照。 |
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2)【小・中学校関係】 7月24日、第1回墨坂中学校体育館建設委員会設立総会がなされた。 |
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4.中央政界通信掲示板 | ||||||||||||||||||||||
1.小坂憲次代議士外2名、朝日新聞発行の「論座」7月号に、共同論文「これが小泉改革 を救う道だ」を発表。 「今なにをすべきなのか」。具体的なプログラムを示している冊子。 |
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5.注目のニュース見出しから |
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○元県会議長、中島輝夫氏(72)=は21日、引退する意向を明らかにした。(7/22信濃毎日新聞) ○須坂市は7月23日、富士通が須坂工場(同市)から関連会社に出向している約千人を対象に早期退職の募集を始まるのを受け、商工観光課内に「富士通関連緊急総合相談室」を設置した。(7/24信濃毎日新聞) ○「総理の座なんて少しも惜しくない。ただこの国を変えたいだけなんだ。構造改革を、命を賭けてやりたいだけなんだ。」(8/8 小泉メールマガジン) ○2001年の離職者は701万人で前年より40万人増え、過去最多となった。(8/9日経) ○田中真紀子議員が辞職 秘書給与疑惑、引責?(8/9毎日) ○ 辞めるも残るも不安 富士通須坂工場 影響どこまで(8/15信濃毎日新聞) |
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【北信濃鏡】 7/23花火大会 /24長野市議会親善野球/墨坂中体育館建設/25市政相談 /26市政相談 /27市政相談 /30議会改革 /31市町村議員懇話会 8/2全員協議会 /3申入書提出 /5〜7会派視察/8懇話会 /9大日向会 /10同級会/12市政相談、市政協議 /14三会派協議会議 /15建白書提出 /17一期議員 /19小坂事務所、警察署 /20一期議員 | ||||||||||||||||||||||
発行日・配信日 平成14年(2002年)8月19日 |
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発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎 発行責任者 壽會佐藤壽三郎後援会 竹村徹志 fax 026-245-5673 長野県須坂市墨坂南一丁目6番23号 |
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