すずめのこ せったせわねの ピイチクパ    壽茶   
              
會 報   こ と ぶ き 月 報  (14)初版2000年4月号
(佐藤寿三郎市議会議員活動・後援会報告)

        


=須坂市一般会計予算総額19,080,000千円を可決=


【3月議会の争点】


 
3月議会は事件決議6件、条例27件、補正予算12件、当初予算13件を原案とおり可決し23日に閉会した。争点は、
 1,下水道料金の値上げについて(内容は月報12号に記載済)。
 2,市民の森整備に関して(反対意見は月報13号に記載済)は、特別委員会を設置して、動物園、博物館のあり方と駐車場の配置、構想のある総合体育施設の整備計画、その他目的達成に必要な調査研究の討議をする。期間は目的達成まで。
 3,ショッピングセンター内旧荒井屋の建物部分に、公共施設(社協・介護センター)を移転する陳情の処理(結果は聞置)が挙げられる。

 小職は
  1,は賛成。
  2,については付帯意見を添えて賛成。
  3,については誘致は、公共施設の公明性・公正性を欠くとして反対意見を陳述した。

  なお1,2,の 議会本会議採決は、原案どおり可決された(小職の見解と一致)。


 
 【市民の森整備計画特別委員会設立さる。】
 3月23日設立され、特委会(第2回)は4月4日議会第4委員会室にて開催された。席上基本計画(案)を市理事者から説明を受け、概案に対する質疑応答をした。多数の議員より質問がなされ波乱の委員会が幕を開けた。特別委員会設立目的→市民の森と構想ある総合体育施設の整備計画について調査研究するため。

◇課題→@動物園・博物館のあり方と駐車場の配置
      A構想のある総合体育施設の整備計画
      Bその他目的達成に必要な調査研究
◇期間→目的達成まで
◇人員→25人とする。


【建水委員会において、住民要請・活性化構想を提言】

@『須坂小グランド脇の小公園に常夜灯の設置を』。夜間の歩行に極めて危険箇所であるので常夜灯の設置   をするよう要請した。これは、どんどん焼の夜に生じた『転倒による傷害致死・傷害』に対する再発防止のため。

A 『笠鉾会館で須坂小唄の実演あるべし!!』 。笠鉾会館で毎日定時に来館者(観光客)に須坂小唄の踊りの実演  をし覚えて頂き、舞踊認定状を発行。7月の『須坂まつり』には招待状を発送、再度須坂を訪ねて頂き、踊り輪に加 わって踊ってもらうこれは須坂の活性化に繋がる。この案を推進されたい。

 【地方分権推進一括法の施行にあたって】 
 地方分権が新たな国の形として施行されるが、これは歴史の反転とみます。幕末の時代背景と群像を検証するため、すなわち『地方分権(幕藩体制)から中央集権国家(明治政府)』の理想に向けた時代の臭いを嗅ぐために幕末に関わる書物を集中して読んでおります。中央集権国家確立の為に、幕末に一体どれほどの血が流され命が奪われたのでしょうか。

 我々はもう一度地方分権の本質を探るため、当時に思いを馳せる必要があります。『明治維新』とは、実は関が原の戦の遺恨試合や覇権主義者の敗者復活の便法ではなかったか。維新前後のどさくさに時流に乗じた者たちが実は利権を貪ぼることでしかなかったか。

 幕藩体制瓦解の結果なされた版籍奉還や廃藩置県は、如何なる意味があったのか等疑問がわいてきます。
自由にものが言える時代であればこそ、今一度幕末をじっくり考察してから地方分権を論じなければ、我々は大きな誤りを招くことになりますまいか。まさに現在を歴史の反転の是非を問うと捉えるべきです。


◎幕末書籍 世に棲む日々(司馬遼太郎著)  ☆歴史の交差路にて(司馬遼太郎外共著) ☆日本史七つの謎(松本清張外共著) ☆日本歴史を点検する(海音寺潮五郎・司馬遼太郎共著) ☆高杉晋作をめぐる群像(奈良本辰也) ☆高杉晋作(山岡荘八著) ☆歴史と視点(司馬遼太郎著)☆この国のかたち(司馬遼太郎)☆勝海舟(子母沢寛著) ☆西郷隆盛(海音寺潮五郎著) ☆歴史への招待(NHK発行)等を読んでみませんか。

この時代の光となった松陰、晋作、西郷、大久保、海舟、象山そして須坂藩主直虎公を通して地方自治とは何かの旅に出ませんか。

          

【時事用語】
 
党首討論 政府委員制度の廃止と並ぶ国会改革の目玉で英国の「クエスチョン・タイム」をモデルに今国会から導入された。野党が一方的に質問する従来の審議形式を見直し、首相に"逆質問"を認め、白熱した議論が展開される。首相の代わりに陪席する閣僚も答えることもできる。

  ☆我が須坂市政にも市長と会派の長との「クエスチョン・タイム」 制度を導入すべしと提唱しているが、議会の重鎮は耳が遠く聞こえないらしい。


【中央政界通信】
◇小渕恵三内閣総理大臣閣下の病気が1日も早く完治されされますよう、お祈り申し上げます。
◇森由朗内閣誕生 
 当時自民党幹事長であられた森代議士に、小職は改憲についての課題を質した経緯は皆さんご承知のとおりです(既配の速報8号、総合版2号ご参照)。森総理大臣は、きっと思い出深いこの須坂に遊びに来られる事でしょう。ポスト小渕のスタートは、実はこの須坂で始まったと言っても過言ではないからです。


☆小坂憲次衆議院議員事務所より、平成12年度公共事業個所付事業費須坂市関係分の連絡を受けた。内訳は、建設関係総額15,587,140 (千円)(主事業名 公共下水道外20事業)、広域基幹30,000(千円)、農林水産省関係総額906,000(千円)(森林水環境総合整備外15事業)、山村振興等(仁礼・豊丘)35,000(千円)、厚生省関係7,265(千円) 郵政省関係53,000(千円)とのこと。



《議員日誌》
3/22森上小卒業式/23全員協議会・議会閉会日・市民の森整備特別委会(設立)/24須坂東部保育園竣工式・境沢町内企業懇談会/25送別会/27総合情報C竣工式 /29県行政書士会理事会/30懇談会 4/4議会広報委員会・全員協議会・理事者歓送迎会・市民の森整備特別委会(第2回)/5森上小・墨坂中入学式/6議会報取材/7関係部署と陳情協議/9三峯神社春季大祭/10政和会条例検討会/11関係部署と陳情協議/15市社協南部総会/16国会議員・県議・市長・市議後援会会合同花見/17境沢町商工会総会/191期議員研修会/20~21議会報編集委員会村上市方面視察。



   
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発行日・配信日:平成12年4月20日
発行人 市議会議員 佐藤寿三郎  発行責任者 竹村徹志

    〒3820098 須坂市墨坂南一丁目6番23号