平成15年6月議会一般質問の枕詞から


 おはようございます。

 市民が主役である認識と、市議会議員が市民の代表であり、代弁者であることを、市長も市民から直接選ばれていることから、対峙した形を具現した対面方式をこの議場に形として示そうと決した当議会は、「須坂市本会議場等改修検討委員会」を設置して色々と討議を致しました。
 
 漸く、今6月議会より議場に質問席が実現したことは、この2月で任期満了によって議会を去られた、かっての市議会議員の議会にかけられた思いを、今市議会を受け継ぐ我々は、忘れてはなりません。質問席設置は、開かれた議会改革の小さな一歩ですが、実は大きな一歩なのであります。須坂市議会がより民主主義実現のために動いたと申せます。

 議会が、市民による、市民の、市民のための議会改革の灯を灯した証しとも言える記念すべき議会で、登壇するを許された栄誉を胆に命じ、私なりに市政を質したいと思います。
 
 須坂市の悠久の流れに耳を傾けるとき、常日頃から須坂は須坂なれを希う私は、幕末の須坂藩が尊王か攘夷かと苦渋の選択をしたと同じ位に、国家の財政危機のつけ回しといえる一連の市町村合併施策。須坂は今、国家に恭順の意を示すか否かの選択をせねばなりません。国家に「ノー」と回答したからとして、反逆罪になったり、この須坂を鎮圧するために国家が動き出すことは決してないと総務省はHPのQ&Aにて掲げていいますが、当然の話であります。

 この時期に市議会議員の職責にあることを重く受け止め、市議会議員の使命は、かけられた難題に対する己の答えが、将来に亘って須坂市民の利益になるか否かであり、そのためには何がベターかを自問自答し、きっと後世の須坂市民が、「須坂はあのときがあったから今がある」と言わしめる議員でありたいと思っております。

2003/06/18 (水)