富良野なる 大地トラ刈り 行く秋ぞ  壽茶


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報

市議会議員佐藤寿三郎の市会だより
ことぶき月報(No.121) 2008年10月号

終世書生気質:千曲のかなた をご覧下さい。


T. 【 12月定例議会に向けて 】

1.【私の議会内議員活動】


(1)各常任委員会・特別委員会の概要報告
 1) 経済建設委員会(所属委員会)
  @ 平成20年10月18日。於:議会第4委員室
   あ)建設業協会外3団体との行政懇談会についての意見調整。

 2)須坂市議会常任委員会の行政視察報告会
  @ 平成20年10月4日午後2時〜。於:シルキーホール
議会3常任委員会の平成20年度に執り行なわれた、行政視察についての目的、視察先、視察の成果についての発表会です。この日参加された聴衆者は20余名でした。心より御礼を申上げます。

(2)議会活性化委員会
  1)平成20年10月14日午前9時半から。
   @ 協議事項
ア. 市長部局の答弁時間について。
色々と討議した結果、地方分権時代の市議会の役割を再認識して。(市民21提唱)
イ. 議会事務局職員の増員を図る等事務局体制の充実強化策について。(改新クラブ提唱)

【改新クラブとして】財政難の時代背景を斟酌すると、職員の増員は望めない。然し地方分権時代の市議会は、議会自身の権能の強化をはからなければ、議会は従来のとおり市長の翼賛機関でしかない。これを自覚している議員が以外に少ないが、現実的には明らかに会議の回数は増え、当然に議会議事録や委員会議事録作成のボリュームは増えている。これらの処理には迅速性を求めなければならない。IC録音と文字変換ソフトによる文書作成は、文書作成の時間的効率と経費削減からすると、IC分野の飛躍的な進歩により値段も手頃になって来ている。導入する価値はあるのではないか。


 2) 平成20年10月29日 於:議会第3委員会室
  @ 協議事項
   ア) 常任委員会の行政視察のあり方について
   イ) 本会議における討論について

(3)長野地区農業共済事務組合
 1) 平成20年9月定例会開会 於:サンパルテ山王
  @ 開会日:平成20年10月29日
  A 会期の決定:本日1日
  B 議題
ア) 専決処分の報告承認を求める ⇒ 承認
イ) 平成20年度組合会計補正予算 ⇒ 可決
ウ) 平成20年度農作物共済、果樹共済、畑作物共済及び園芸共済に係る無事戻金の交付 ⇒可決
エ) 集落営農等推進奨励金に充てる特別積立金の取崩しについて ⇒ 可決
オ) 事務組合監査委員を竹内民雄(信州新町町議)議員とする人事案件 ⇒同意
カ) 平成19年度事務組合会計決算の承認について ⇒ 原案のとおり認定



2.【私の議会外議員活動】

(1)市との協議
1) 生涯学習課と.メセナの会館利用申込み規定「40日前予約申込み」条項について
2) 商業観光課と.シルキー利用者の駐車券無料配布の規定について
3) まちづくり部と.都市計画変更説明会に関して
4) 水道局営業課と蔵.っ水とLP法について
5) 総務部と常.任委員会行政視察報告会について
6) 工業課と.金融危機の影響と市内の中小企業擁護策について
7) 学校教育課と.市内4中学校の外付けトイレの清掃状況について。常盤中学校を訪問。
8) まちづくり部と.都市計画道路八町線の幅員計画変更説明会の反省会について
9) 河川課と.上町地籍の降雨時の冠水について
10) 河川課と.中堰市道の路肩改修工事について
11) 健康福祉課と.医師の招聘問題について。
12) 学校教育課と.生徒指導について

(2)市公式行事への出席について

1) 平成20年度須坂市戦没者追悼式。10月8日、於:メセナホール。
参列者凡そ200名
2) 平成20年10月19日。第20回竜の里須坂健康マラソン全国大会開会式に参列。本年度は過去最高の凡そ3千名の出場者があった。会場には協議役員等を含めると、凡そ3,500人が参集した。


             


(3)泉小路活性化の会
  1)10月14日午後7時。於:上町公会堂。都市計画道路変更説明会。




(4)その他
  1)境沢町区民運動会に参列(平成20年10月12日)
    墨坂中学校校庭にて区民凡そ150名が参加して執り行なわれました。





   2)河東線境沢町地籍・市道中堰線の路肩補修工事の完了。



3.【会派・改新クラブ活動報告】
 1)平成20年10月6日 平成20年度会派研修視察について協議。
 2)平成20年10月8日 会派研修視察の絞込み。
 3)平成20年度会派行政視察を10月20日〜22日までの3日間執り行ないました。
   本年度の視察課題は、@少子化対策と子育て支援策の成果検証。
                  Aゴミの削減課題 
                  B中心市街地活性化策   
   についてを取り上げました。


○訪問地:北海道 富良野市役所
   訪問日時:平成20年10月20日
    視察研修課題:○ゴミのリサイクル・生ゴミ処理について
    研修講師:市民環境課 後藤孝行主査
    研修要旨:
@ 富良野市一般廃棄物処理実施計画について
A ごみ処理の基本体系として、ごみを14分類をし、農地還元、ボイラー燃料活用、資源回収、埋立処分、指定法人引渡を最終過程とする説明。
B ごみ処理の基本体系としての収集、運搬体制について
C 廃棄物の処理とリサイクル事業の事業実績
D ごみの分け方・出し方のパンフレットについて

  詳細は富良野市ホームページ


ごみの分け方の説明を受ける




 自習メモ:全国の市を視察すると、そこには叩き上げの職員がおられる場合がある。決して栄達を望まず、職名に媚びず、然れども自分が賭けたこの道に関しては自他共に許さない自信があられる。久々にそのような御仁に会えたが、仕事に対して信念がある方の説明は、当然に話の内容も切れが違っていた。
   
 富良野市は、ごみ処理を「富良野地区広域市町村圏」で広域行政を行なっていた。各々の市町村が、持ち合わせる整備力を出し合っての広域事業であり、この点は全国共通なものである。

 富良野地区の特色は、町内会(自治会)のごみの分別に対する自治意識が抜きん出ていたことである。住民に周知した「ごみの収集方法」をとかく住民は守らない。横着な行為は他の住民に多大な迷惑を結果的に及ぼす。然し、ルールに違反したごみの回収をあくまで拒む勇気が富良野市にあったことである。
住民自治の結束は、地方自治を取りまとめる上において、極めて有効であり、今回の事例では行政の経費削減につながることを示す。広域行政で行なっている事業においては、他市町村から顰蹙を買うこともあろうし、このことは恥と捉えた富良野市の意識を評価する。

 行政は、様々な市民の要求を取り入れるものではあるが、こと市としての事業においては、特例や例外は極めて限定しなければ事業の成果はあげられない。ごみ分別を通して、極めて住民自治の成熟した地域に成長したことが窺える研修であった。

  


○訪問地:北海道 滝川市
  訪問日時:平成20年10月21日
   視察研修課題:○中心市街地活性化の取組みについて
        ア) そらぷちキッズキャンプについて。
        イ) 街なか地域文化交流広場事業について。
        ウ) 石蔵の活用について

   研修講師:市経済部 商工労働課 茶木哲也主事
   研修要旨: 研修課題の一通りの説明を受ける。
       質問として

@ 滝川市の産業別就業構造推移で、昭和55年当時67%、商業が衰退している現在では75%とあるが、この数字と実態を説明されたい。
A 中心市街地活性化を推進するコンセプトは
B 札幌と旭川は滝川市とは適当に距離があるとの認識が、商工業者にはないのか、あるのか。
C 滝川市は、近隣の市町村の人口の激減があったが、滝川市の人口減少は 緩やかな現象であったといえいるが、人口減少の分析をされたことがあるのか。
等の質疑等をを行ないました。


 詳細は滝川市ホームページ


滝川が誇る 『太郎吉蔵』


 自習メモ:滝川市は道内の交通の要所であった。石炭が日本の国策事業であったときに、採炭された石炭は、地形的に滝川駅を経由して全国に流通された。採炭事業が衰退し、やがて終焉を迎えて周辺の炭鉱の灯が消えると共に、滝川の商業も相対的に衰退したらしい。閉山と共に消費者は全国に離散したが、滝川市が鉄道の要所であることは現在も変わりない。JR函館本線とJR根室本線の特急停車駅であり、滝川から特急電車で札幌に50分、旭川には30分で出れる。更に北海道が誇る張りめぐらされたバスネットも、滝川市には財産である。

 今回の研修を終えて、そらぷちキッズキャンプや街なか地域文化交流広場事業が、俄かに中心市街地活性化の促進剤になるかといえば、
そらぷちキッズキャンプは、次元の違う事業であり、その事業の本旨からすれば求めるものが違うため、結果的に地元商店が潤うことがあっても、商店の賑わいと購買を狙う中心市街地活性化には繋がらない。然し、滝川市が標記の事業を掲げて、全国的に展開していることは、極めて滝川市が心の造詣の深い事業に取組んでいることを意味し、このことはやはり評価すべきことと感じた。

 街なか地域文化交流広場事業は、市民を如何に市街地に寄せ集め、賑わいを取り戻すためには有意義なものである。拠点を車中から現地視察した。本施設は中心商店街の角地にあり、建物の外観も小奇麗であり、職員が歩道を清掃して最中に遭遇したが、職員の本事業に対する意気込みが感じられた。この施設の歩道は同じ歩道であってもと整理整頓さえていて気持ちが良かった。




○訪問地:北海道 函館市市役所
     :函館市地域交流まちづくりセンター
   訪問日時:平成20年10月22日
    視察研修課題:○子育てアドバイザー養成事業について
              ○地域交流まちづくりセンターについて

    研修講師:福祉部子ども未来室子育て支援課、柴田成課長
          :函館市地域交流まちづくりセンター 丸藤競センター長
    研修要旨:子育てアドバイザーの養成と活用事業の細部に亘っての説明を受けました。

 詳細は函館市ホームページ


函館市交流センター入り口


 自習メモ:子育てアドバイザー養成事業の目的は、「子育てに関する専門的な知識と技能を修得するための講座を受講することによって、与えられる「函館市子育てアドバイザー」の認定者を育成することによって、更に認定者の行動を活用することによって、「子育て中の親子に対し、子育てに関する助言・指導を行なうほか、親子同士または親子と小・中学生などの世代間の交流を図る」ことを実践するものであるが、目的を着実に達していることが窺えた。

 これらの事業も煎じ詰めれば、少子化の歯止めのための事業として、更に少子化を解消するための課題として、ア)雇用の場の確保。イ)地場産業の育成 ウ)生活保護制度のあり方 エ)離婚により母子世帯による社会環境 エ)モラルの崩壊の象徴と捉える中絶等について意見交換を致しました。

 函館市地域交流まちづくりセンターに移動して、現地視察を行ないました。センターの運用は、偏にセンター長のコンセプトにかかるものですが、視察した交流センターの所長は、市民のパテオ(広場)に時間と空間を供することに徹しておられる様子が窺えました。建物は元百貨店の建物を利用していることもあって、スペースにゆとりがあり、会議室も利用されていました。この時間帯にこれだけの人たちが利用しているのかと思えるほど来館者もあり、市民に定着している施設であると思えます。函館市の施策に対する度量の大きさを感じる施設でした。 




11.【壽会 佐藤じゅさぶろう後援会】
平成20年度佐藤壽三郎市政報告会&懇親会のご案内



        日時 平成20年11月16日 午後2時から
        会場 境沢町公会堂
        内容 議員活動&公約の進捗状況報告をさせて頂きます。

   ご来場を関係者一同こころよりお待ち申しております。

                主催:市議会議員佐藤壽三郎事務所
                後援:寿会 佐藤壽三郎後援会



12.【北信濃鏡】12/1決算特別委員会報告書作成。会報配信 /2町内地蔵尊、市民相談 /3市民相談、議員懇談会 /6会派会議、市民相談、/7市民相談、行政相談 /8戦没者追悼式、会派会議、後援会 /9市民相談、泉小路活性化 /10議員調整、行政相談 /11市民相談、行政相談 /12町内運動会 /13市民相談 /14議会活性化委員会、上町公会堂 /15常盤中学校、中央公民館 /16囲碁大会 /17全員協議会、議会運営委員会、経済建設委員会、会派会議 /19竜の里須坂健康マラソン、行政相談 /20〜22 会派行政視察 /23市民相談、行政相談、農業共済事務組合 /24市民相談 /25行政相談 /26 結婚式 /27行政相談、市民相談、農政調整 /28市民相談 3件
/29議会活性化委員会、全員協議会、農業共済事務組合議会 /30市民相談 /31会報作成


今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.304〜Vol.306をまとめたものです。

発行日 平成20年10月31日 
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 寿三郎