いつになく 寒く寒いぞ おらが里    壽茶


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報

ことぶき月報(No.113) 2008年2月号


  終世書生気質:千曲のかなた をご覧下さい。


1.
【3月定例会のあらまし・議会内議員活動】

1)本会議の概要報告

@ 3月定例会は2月27日午前10時に本会議を開会。市長招集のあいさつ、諸報告、会議録書名議員の指名し、会期を2月26日〜3月25日までの29日間としました。

A 予算特別委員会の設置及び委員の選任を議場に諮り。議会は全員異議無く予算特別委員会の設置を認めましたので、ここで一旦休憩し、予算特別委員会の正副委員長の互選に入り、指名選挙の結果、私は副委員長に選出されました。

B 本会議が再開され、事件決議として市道の認定外5件。条例として須坂市後期高齢者医療に関する条例外14件。補正予算として須坂市一般会計補正予算第7号外8件。当初予算として須坂市一般会計予算外10件が上程され、市長並びに副市長から議案の提案説明の後、質疑を受け所管委員会に付託されました。

C 当初予算上程につきましては、三木市長は途中昼食を挟んで凡そ70分に亘り「平成20年度施政方針並びに予算説明」がなされました。その後、所管部長等より予算説明を詳細に受け、午後4時30分ごろ本日の本会議の議事日程を了したので散会しました。

D その後、議会第四委員会室で、「いきいきすざか 新世紀創造計画 H20−22 実施計画の概要の説明」を副市長、総務部長外総務部職員から受けました。


◎ 須坂市参与に関する条例の制定について

市より示された、参与制度の創設についての説明を要約しますと、概ね次のとおりであります。

   
 記

@ 須坂市は多くの困難な政策課題を抱えている。具体的には、最終処分場の問題、峰の原高原の風力発電施設建設問題、ふれあい健康センター(湯っ蔵んど)の存続問題。


A これらを解決するためには、喫緊に地域のご理解をいただきながら、円満かつスムーズに解決に当たる必要性がある。


B これに対応するために地方公務員法第3条第3項3号の規定に基づき、非常勤の参与を置きたい。


C 参与制度の概要として
T.参与制度は課題や情勢変化にも柔軟に対応できる。
U.決して職を辞した職員等の処遇のためでなく、重要かつ困難な課題解決のために必要である。
V.市議会への出席も叶えるように議会に要請。
W.非常勤であるが、ほぼ毎日のように勤務を願う。
X.任期1年
Y.報酬については月額50万以内。
Z.参与制度の設置については条例で定める。

【論評】

 三木市長の頭の中には、これは明らかに副市長の複数設置を思料される布石と伺える。地方官僚(県職)出身である彼が、県庁に入庁以来永年に亘って培った官僚統治思考パターンが、市長2期になって頭をもたげてきたと言えまいか。

 この参与制度を推進める意思が市長にあるならば、寧ろ私は、市職員の最高ポストを課長止まりとし、部長級は全て新市長が選挙の洗礼を得た後に、スタッフを引き連れて市長に就任する制度をお勧めする。この案の方が須坂の発展に繋がるし、地方官僚統治の弊害は排除され、寧ろ広く市民の理解を得られるのではないだろうか?これこそが、二元代表制の最たる姿でもあるからだ。今回の参与制度の導入は、市民の目には「須坂が抱える諸問題に対し、市長の責任回避ではないのか?」の疑問として遺憾ながら映るだろう。

 扨、参与制度の創設についての説明文中に「決して職を辞した職員等の処遇のためでない」とわざわざ明記すること自体が、そもそも伏線のある文言と言えないか。これを看過する訳にはいかない。

 職員間に燻(くすぶ)る Teacher’s pet ならず Mayor’s petの事象の取り沙汰も耳に届く。これこそ「李下に冠を正さず」ではないが、上に立つ者は須らく正さねばならないし、況や先の市長選の論功行賞などと思いたくないが、「須坂通」から聞こえてくる耳障りな話は市長にとっても不本意であろう。仮に参与制度に伏線にあるとすれば、5万4千市民の公僕にならんと欲する職員の士気は失われ、普(あまね)く市民の信頼を裏切ることとなろう。

 何れにしても、参与制度の創設は、議会の総務文教委員会で十分に論議されますが、先の市長選で圧倒的支持を得られた市長は、臆することなく強いリーダーシップを発揮して、市民を導かねばならない使命があるのでは・・・

2)経済建設委員会


@ 平成20年2月26日本会議終了後 於:理事者控室
    協議事項:27日行われる現地視察委員派遣要求の決定について。

A 平成20年2月27日午前9時〜
    本定例会に上程された議案市道認定等7箇所を現地視察しました。




相之島町町内の市道付替え





大日向地籍の市道新設


3)議会運営委員会の争点は、予算特別委員会の構成員でした。

@ 平成20年2月6日 於:議会第3委員会室
協議事項:予算特別委員会設置に伴う議事運営方について。
A 平成20年2月12日 於:議会代委員会室
協議事項:@の日程で行った協議の続き。〇予算特別委員会運営要領。
〇代表質問等に関する申し合わせに関わる条文等の文言の補正等。
B 平成20年2月19日午前9時半 於:議会第4委員会室
協議事項:3月定例会の議案等6項目について
C 平成20年2月26日午前8時半〜 於:議会第三委員会室
協議事項:本日の議事日程等について。

4)全員協議会

@ 平成20年2月26日午前9時〜 於:議会第四委員会室
協議事項:議会運営委員会で決した内容の周知をはかりました。

5)長野地区農業共済事務組合

@ 平成20年2月18日 於:サンパルテ山王
T.全員協議会を開催。
U.協議事項
ア) 議会3月定例会の開催についての議事日程、
イ) 専決処分の承認、平成20年度予算、
ウ) 業共済条例の一部改正、事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることについて、積立金の取崩し、家畜共済掛金率の改定等の議案の予備審査。

6)決算特別委員会

@ 平成20年2月26日開会。3月定例会に予算特別委員会を設置すること。委員長を古谷秀夫委員、副委員長を佐藤壽三郎委員にすることを決定しました。


A 予算特別委員会の予算説明会
     2月28日 午前9時〜 予算説明会 議会第四委員会室


7)議会活性化委員会

@ 平成20年2月7日 議会第3委員会室
協議事項
T.議会報告会の開催について
U.市議会議員の議員活動補償保険制度の設立請願について
V.市議会議員の議会等で行った演説や討論の免責制度確立について。
W.その他


10)議員研修会(強制・任意)等

@ 日時:平成20年2月12日
A 講師:信州大学教授 沼尾史久先生
B セミナーの課題
T.開かれた議会改革は誰のために、何のために為すのか?
U.議会がひとつの組織として動いて行く事について、議長、委員長等の手腕は重要か?
V.何故、議員は威張りたがるのか?何故バッジを着けるのか?会派内で突出した議員の議員の行動を認めないのは何故か?
等について。

 【自評】 

 沼尾先生の提唱で、講師が演題について一方的に語る講演形式ではなく、ゼミ方式で講師の問題の投げかけに、議員が体験や捉え方を答える相互方式をとりました。

T.については、支援者と議員が情報を共有するところに意義があり、議会を密室政治や奥の院にしてはならない思いがあることと、支援者に対する説明責任と支援者の積極的な行政参加を促す効果があると思います。

U.については、議会はルールに則った運営がなされるべきで、恣意的な采配は許してはならないと思います。革新であって保守を堅持し、斬新であって伝統を固執する二面を持ち合わせているのが議会です。

V.について。 バッジを襟等に装着することは「〇〇ぶるのではなく、〇〇らしく」する気持ちの洗われに尽きると思います。

 バッジは、資格社会で生きている人には、バッジを胸に装着することで全てを語ります。初対面の依頼者も資格を信用して全てを打ち明けます。その分資格にかけてその人の為に尽すこれが有資格者の責務であると思います。議員と士業の違いは、士業は個別的委任関係にあることです。

 議員バッジも同様に市議としての自覚と自重を己に促し、市民のための議員活動であることの「三省」であります。士業との違いは、選挙に当選することが絶対条件。当選後は市民という不特定多数を睨んでの総有ともとれる見地で物事を処理せねばならないと感じます。

 今日の講演会は、青春時代に繰り返し行った答案練習会の模様が思いだされました。答案練習会と違うのは、今日の講演会の発言中何れも明確な正解がないと言うことです。



2.
【私の議会外議員活動報告】

1).市との協議

@ 平成20年2月4日 VS.高齢者福祉課
A 平成20年2月4日 VS.河川課
B 平成20年2月4日 VS.生活環境課
C 平成20年2月7日 VS.生活環境課

2).泉小路活性化の会

@ 平成20年2月3日 3町区長への委嘱状作成
A 平成20年2月14日 会報等の発行について

3).その他

@ 平成20年2月8日 於:迎賓館
須坂高等学校龍胆会須高支部・H19度支部総会に出席。
講師を上原正巳氏(第12回生)として、「人生の邂逅」についての含蓄のある話しをお聞きすることが叶いました。



上原正巳氏の講演


A 平成20年2月17日 於::迎賓館
日中友好協会総会に出席し交友を深めました。



須坂市日中友好協会新年会


9.
【会派の動き】

@ 平成20年2月23日 3月定例会の争点を協議。
A 平成20年2月28日 意見調整会議



16.

北信濃鏡 2/2会報編集 /3会報配信 /4行政相談、市民相談 /5市民相談 /6議会運営委員会、市民相談 /7行政相談、議会活性化委員会、市民相談 /8市民相談 竜胆会支部総会 /9市民相談2件 /10市民相談 /12議会運営委員会、議員研修会、議会運営委員会 /13市民相談 /14泉小路活性化の会 /16町内行事 /17日中友好協会新年会 /18長野地区農業共済事務組合 /19議会運営委員会、市民相談 /20市民相談 /21市民相談2件 /23会派調整会議 /25市民相談、会報総合版編集 /26議会運営委員会、全員協議会、3月定例会招集 経済建設委員会 /27現地視察 /28予算説明会、会派調整会議。



【 お知らせ 】 3月定例会の私の一般質問日と内容について

        3月10日午後1時〜 佐藤壽三郎議員

        ★★★ 質問事項 ★★★

   住民自治について
   公文書保存館の設置について
   県立須坂病院の産科休止問題の回避策について
   福祉行政について
   経済・産業施策について


平成20年2月28日

編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 寿三郎

fax 026-245-5673 Tel 026-245-0050
須坂市墨坂南1丁目(境沢町)