春近し 休み多きの ストーブや 壽茶

會報ことぶき 月報(No.90) 2005年3月号

(須坂市議会議員佐藤壽三郎の議員活動詳報)

  終世書生気質 :「千曲のかなた」 をご覧下さい。


平成18年度一般予算(歳入・歳出) 184億5000万円を議決しました。



1.

【3月定例会のあらまし】



1).@ 一般質問 6日〜9日まで私外18名の議員が一般質問を行いました。
 6日 浅野、渡辺、丸山 の各議員
 7日 市川、滝沢、植木、島田、関野 の各議員
 8日 土谷、橋本、宮本、卯之原、永井(光) の各議員
 9日 古谷、豊田、岩田、永井(康)、佐藤壽三郎 の各議員


1).A 本会議・平成18年3月24日午前11時より再開し、事件、事件決議案15件、条例案21件(最終日に1件追加)、予算案11件、当初予算案10件を、付託され審査をした各委員会から審査報告を受けた後に討論を経て、原案とおり議決され、議会は閉会しました。

2)−2(全員協議会)

 平成18年3月2日午前11時半〜 第4委員会室
○審査に先立ち、国民保護法について調査研究を行いました。

@ 武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律 A県及び市町村国民保護計画作成の流れ等について。B国民保護法とはについて研究。

A 自由民主党長野県支部連合会事務局より、○国民保護法制について ○国民の保護のための法制について ○国民の保護のための法制(説明資料)【内閣官房】○国民の保護のための法制ってなんだろう【内閣官房・防衛庁協力】の資料提供を受けました。


4).総務文教委員会(委員長)

 3月定例会委員会審査を行います。付託案件は、事件決議4件、条例11件、補正予算3件、当初予算2件、陳情1件を二日がかりで審査しました。

  @ 3月13日午前9時〜午後8時半 第4委員会室
 【陳情】公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」を提出に関する陳情は、審査の結果聞置きと決しました。

 【消防本部・消防署】
 【総務部・総務課・政策推進課・財務課・税務課】に関わる
  ○平成17年度須坂市一般会計補正予算7号
  ○平成18年度須坂市一般会計予算
   は総べて、原案のとおり決しました。

 【総務部・総務課】
  ○須坂市国民保護協議会条例の制定について
  ○須坂市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定
【佐藤壽三郎議員の発言要旨】 国民保護法は本当に「シビリアン・コントロール」の担保がなされておるのか?再軍備と言うよりも、憲法第9条が「憲法変遷」という適正手続なして時の権力者の恣意により溶解されてゆくが如き感がする。憲法を最高法規として、国民が憲法の精神を護ろうとする「護憲」の精神が根付いていない国民性を嘆き、戦前の如き世情が亡国につながりやしないかと憂います。この問題は右派、左派の色分けでは済まされない。

 質疑、意見を求め討論を行った後に、
  ○須坂市防災会議条例の一部を改正する条例
  ○須坂市土地開発基金条例を廃止する条例
    外2件の条例は何れも、原案とおり決しました。

A 3月14日午前9時〜午後5時半 第4委員会室
【教育委員会・学校教育課・生涯学習課・人権同和教育課・体育課】
【選挙管理委員会・監査委員事務局・公平委員会】【会計課】【議会事務局】に係る
  ○平成17年度須坂市一般会計補正予算第7号
  ○平成18年度須坂市一般会計予算のうち所管事項は何れも原案とおり決しました。
 
【条例】
 須坂市奨学金特別会計条を廃止する条例外3件を原案とおり決しました。
○奨学金会計が一般会計に組まれたとしても、いままでとおりの須坂市としての奨学金借入制度は「子弟の育成」の堅持が図られる。しかし、借入を希望した人たちの評判は「卒業後の返済期間が短か過ぎるので借入られない」とのことである。


【事件決議】
 ○須坂市文化会館の指定管理者の指定について外1件についても、原案とおり決しました。

@ 平成18年3月20日午後1時半より。於:第3委員会室。
墨坂中学校屋外プール建築主体工事請負契約の解除について、教育委員会並びに総務・財政課より説明を受けました。
プール工事の完成は6月中旬を目途に最善を尽すよう段取りをする。


6). 須坂市社会福祉協議会(監事として)
   3月17日午後1時半〜 於:市役所本館3階会議室。

 ○議題:@専決処分の承認 A定款の変更 B平成18年度事業計画の承認。C平成18年度一般会計収入支出予算の承認ほか全6議題を議決しました。


7). 須高広域消防運営協議会(委員)
 2月23日午前10時〜。於:須坂市消防本部小会議室
  参集範囲:須坂市長・小布施町長・高山村村長・市町村議長・市町村助役・市町村総務文教委員会委員長・市町村総務部部長、須坂市消防本部幹部、市町村消防団団長。

○会議事項
 @ 平成17年度事業執行状況の報告を受けました。
 A 平成18年度予算要求にあたっての重点事項の説明。
 B 須高広域消防あり方懇談会の報告についての要点説明。
 C 消防本部における人件費の負担について討議しました。三市町村の助役等がデーターの検討を図り近いうちに再度運営協議会を開催することとなりました。

 その他:消防団員への活動服・防寒・防炎衣の支給等を早急に図り安全性を高めることの提言をしました。

8). 基本構想審査特別委員会(委員)

@平成18年3月10日午前9時〜 第4委員会室
審査事項:第四次基本構想・後期計画について。予め通告をした8名の委員が順次、市理事者に質疑を行った後、非通知委員の質疑がなされました。

A平成18年3月19日午前10時より。於:第四委員会室。
議案:第四次基本構想・後期計画について。討論の後裁決し、賛成多数で原案とおり決しました。


2. 【私の議会外議員活動】

1).【陳情処理】平成18年3月17日。嘱託職員の再雇用の陳情について。

2).市・自治会等への催しへの参加
 ○平成18年3月23日午前9時半〜。於:市立須坂保育園卒園式に出席。41名の園児が巣立ちました。卒園式には7曲の歌が園児たちによって歌われましたが、聞くほどに聞くたびに居合わせて一堂感動しました。

3).その他
@平成18年3月21日午後3時〜於:メセナホール。


○遠藤守信(信州大学工学部教授)氏の『須坂市名誉市民称号記・章贈呈式』が執り行われ、市長以下市関係者、小坂文部科学相、信州大学学長、県議会議員、市議会議員、市関係審議委員、区長、農業委員、市民が参加しました。
○遠藤教授は「皆様のご好意に感謝申上げます」と感激を素直に述べられました。

A平成18年3月23日午後7時〜。於:上町公会堂。泉小路活性の会の臨時総会を開催。開発区域の調査測量の結果報告と了承がなされました。


3. 【自主研究:地方議会と市議会議員】

新市長が誕生した場合は、基本計画は執行停止されるべきである!

 私は、「基本構想審査特別委員会」の席上で、市長が再選された場合は、「市の基本構想」は一貫性を保つために改訂する必要はないが、市長が新たに選出された場合は、須坂市総合計画の執行は直ちに執行は停止され、当選した新市長が掲げる「公約(マニフェスト)」を政策に取り入れる作業をすべきであり、当選してから2年経った時点での「基本構想改訂」には疑問があることを質しました。

 執行停止の理由は、@新市長は、公約を掲げ選挙に立候補し、市民の「投票」という「参政権」の行使によって選ばれた人であること。A新市長が「大統領制」に基づき、市長の職務執行を行うには、前任者の柵(しがらみ)に囚われることなく、前任者の総べて排除して然るべきであること。B市長の任期はたったの4年でしかないことであります。



4. 【自主研究:須坂の防災と治安】百々川の死守こそ須坂を守れる!

消防団の分団編成替えを急げ!


 分団編成については、戦前になされた分団編成が未だに固持されているようでありますが、須坂市の宿命的な地形を咀嚼するならば、松川、八木沢川、百々川、鮎川、井上田圃を南北に走る権五郎川、川瀬川の水防こそが須坂5万4千市民の「安心・安全」に通じるもと考えます。消防団は水防団ではないと果たして峻別できるのでしょうか?消防団の活動が、火災に止まらず風水害、林野火災等にも出動している現実を鑑みるとき、河川水系にシフトした分団編成が必要と思料します。


 消防団は5万4千市民のためにあることを鑑みると、時代、時代に応じた市民のためになる機動性を備えた分団編成が求められて然るべきと思います。
即ち、常備消防が整い、消防団の出動が年々減少するように見えるけれど、環境破壊が進み、その証としての異常気象現象に次々と襲われる昨今の状況を勘案すると、私は寧ろ消防団の出動は増えるし、それも命がけの出動になるのではないかと懸念しています。


 それは水害にほかなりません。昭和50年代は確か千曲川は台風が来ても翌日警報であったと記憶しています。最近は即日警報であり、原因は山の保水力が著しく低下したり、都市の宅地化が進み一気に側溝に流れ込み、千曲川に流れ込むことが考えられます。


 防災計画綴りの資料―47は「想定氾濫区域及び水防倉庫位置図」でありますが、須坂市は現在も将来も地形形状からして、宿命として 
@ 宇原川、仙仁川を集めた鮎川 
A 奈良川、灰野川、米子川を集めた百々川 
B 山崎川が流れ込む八木沢川 
C 権五郎川、川瀬川、宮川、八木沢側下流を抱える千曲川がアキレス腱であります。


 水系と分団を照らし合わせると、百々川には、坂田、南原、小山、屋部、八幡、境沢町が接しております。百々川の右岸を守るべき分団として再編成されるべきと思います。当時の分団編成の経緯が、謂わば等高線状に繋いだフラットな分団編成であったことは、当時の状況や条件、時代背景からすればベターな選択であったと理解しますが、須坂町が須坂市となり、手押しポンプ車は自動車とどこにでも迅速に移動ができる様になっているのです。時代は変わったのであります。然し、百々川が須坂の脅威である地理的条件は未来永劫須坂は十字架として負うのであります。


 であれば、第1分団を 穀町、上町、北原町、本上町、上中町、中町、常磐町とし、第2分団を坂田町、南原町、小山町、屋部町、八幡町、境沢町と英断をもって編成替えをされるべきであることを提唱します。


6. 【小・中学校・教育委員会関係】

○3月17日午前8時半〜。墨坂中学校卒業式に参列。
 この日、市内4校の中学校で一斉に卒業式が執り行われましたが、地元の墨坂中学校に出席しました。
 墨坂中学校では196名の生徒が新体育館で卒業式を執り行いました。


○3月18日午前8時半〜。森上小学校卒業式に参列。
 この日、市内11校の小学校で一斉に卒業式が執り行われましたが、地元の小学校として森上小学校に参列しました。
 森上小学校では、64名の児童が卒業されました。


15. 【後援会から】 只今、議員活動報告書(会報11巻)配布中です。


16. 【北信鏡】2/24 会派代表会議、/25行政相談 /27行政相談、市民相談 /28 全員協議会、議会運営委員会 議会開会 3/1〜2予算説明会 /3総務文教委員会現地視察、泉小路活性の会 /4〜5一般質問の推敲 /6〜9一般質問 /10基本構想審査特別委員会 /11小林巽儀葬儀 /13〜14総務文教委員会審査日 /15陳情処理、行政相談 /16会社法ゼミ /17墨坂中学校卒業式、社協理事会 /18森上小学校卒業式、市民相談 /19基本構想審査特別委員会 /19総務文教委員会 /21遠藤守信教授名誉市民授与式、会社法ゼミ /22自由クラブ会合 /23須坂保育園卒園式、行政相談、泉小路活性の会総会 /24議会運営委員会、全員協議会、議会閉会 /25市民相談


          ◆ 青春の記憶は「千曲のかなた」をご覧下さい。

   発行日 平成18年3月29日  
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎

fax 026-245-5673 Tel 026-245-0050 須坂市墨坂南1丁目(境沢町)