會報ことぶき 月報(No.31) 2001年9月号
(佐藤壽三郎市議会議員活動報告)
【9月議会での私の一般質問】 |
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9月7日午前10時9月議会召集されました。私は、一般質問初日(12日)に登壇し4問に亘り市政を質しました。
1.道路行政について (1) 国道403号幸高交差点からインター西交差点までの交差点改良工事、並びに道路の (2) 市庁舎周辺の道路整備等について @市役所前道路の拡幅を、再考すべき時機にあ (3) (1)、(2)の本事業は、須坂市の最優先課題と思われるが如何か @ 国家財政破綻と地方分権が推進される狭間での、福祉行政サービスの市町村間の個別化はありえないか。 A 須坂市独自の福祉行政施策の未来像について。 B 国民健康保険制度が国家財政破綻に伴い、須坂市が現在考えている以上に保険税の負担が強いられる懸念があると思いますが如何か。 C 老人福祉施設としての寿楽園が長野広域連合への統合組入れについて。 @ 民間企業の終身雇用制度の崩壊に伴う、公務員の終身雇用制度のあり方について。 A 職員は採用時から10年目に、効果測定を課する制度を設けることの提唱。 B 職員の中途採用の門戸を開放すべし。 C 職員の異動と専門部門を備えた職員の育成について。 4..緊急経済対策について @ 市は緊急経済対策室の設置の経緯と権能並びに設置期間等について。 A 設立に先立っての国・県との連携や協議について具体的に示してください。 B 庁内での関係部局との横断的連携の確立について具体的に示してください。 C 緊急経済対策室の設置によってもたらせる市民の経済効果は。 D 緊急経済対策室が予測する今後の県・須坂市の経済動向判断について。 E 完全失業率5%の非常事態下で、来年の高校新卒者に対する市としての支援策はどのようにお考えですか。もはや現在の不況が世界的同時不況に陥った場合を想定して、その折は須坂市が主体となって行う市民救済のための失業対策事業の青写真を、今のうちに持つべきではないかについて。 |
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【議会に議員定数検討特別委員会設置され委員となる。】 | ||
【市政評価】 【関連質問から。防災行政無線の運用は、市民の生命・財産に関わる非常時の速やかな情報に限定されるべきである】 【保健福祉】9月15日福祉老人ホーム寿楽園で「ことぶき祭」に招待され出席。入所者の長寿を祝った。 【合併シンポに参加して】合併に関しての情報は、総務省http://www.soumu.go.jp/ 総務省が全国を股にかけて行っている「市町村合併をともに考える。全国リレーシンポジウム2001」は,8月29日塩尻市(塩尻市文化会館レザンホール)で若林財務副大臣御出席の下に開催された。須坂市議会からは小職の他に共産、社民の議員合計3名が参加した。会議内容は信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/ |
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【政和会活動報告】 | ||
中心市街地活性化の取組みについて(叶瘟リの設立の経過と今後の事業展開について) @ 梨の出荷場を下館市農政部職員の案内で視察、「幸水、豊水」の出荷状況を場長より仔細に説明を受け、なし畑を見学。関東の穀倉地帯の休耕田対策か。気候が信州と違い温暖であることが農業には強みであるようだ。 A 梨栽培農家及び出荷状況は、戸数188戸、面積91.ha、品種別 幸水47.6ha 豊水35.9ha、その他(ニイタカ)7.5ha 過去3年間の出荷状況(単位:ケース) 平成10年 平成11年 平成12年 幸 水 67,360 69,503 68,089 豊 水 52,814 65,851 68,933 その他 24,494 24,400 25,996 ○大規模農家の育成を図っている。○需要に応じた農業・余剰米対策 B 平成9年11月に完成をみた「下館市立図書館」を見学。設備の豪華さに目を見張る。 3.土浦 「予科練記念館」に立ち寄り。祖国のために散った英霊18,564柱に黙祷を捧げた。 @デジタル時代の放送業界を取り巻く環境について。A地上放送業界の方向性 Bインターネットの世界の方向性 C放送 Dブロードバンドの課題等について局長より講義を受けた後、TVスタジオ等を見学。 ○寸評 ITについては、正直言って政府がなぜここまで執拗に政策を進めるのか真意がわからない。高額で高規格のハイビジョンを買ってまでみる必要があるのか疑問である。いまのTVでも十分迫力があり明瞭な映像ではないか。 視察団一行は宿舎の浅草より水上バスを乗り継いで、江戸情緒を堪能しながらお台場に上陸した。陸上の鉄道や高速道路網と同じぐらいに、水路網が発達している深川や木場の運河への小型水上バスの乗り入れを実現されれば、もっと江戸が近くなると水上バスに揺られながら感じた。 |
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【小中学校関係】 | ||
森上小学校(内藤格校長)は、第60回大運動会を9月22日開催され招かれて参観した。圧巻は児童全員による「運動会の歌」の大合唱と騎馬戦「森上夏の陣・男子」であった。感動したにつきる。 ◎墨坂中学校(永井胤麿校長)は、第11回墨坂祭を9月28日・29日に開催される。テーマはTry your dreams |
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【町区関係】 | ||
【桃太郎侍】 このコーナーは、納得の出来ない最近の新聞記事から選んで論評します。 |
【会員の広場】 | ||
野辺の優良ぶどう団地を、総合体育館用地にあてることは許されない。(米持町・K氏) |
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寄稿 「総理大臣の靖国神社参拝についての私の思い」 (税理士・X先生) | ||
一般の日本国民は満州事変以後の戦争が侵略戦争と認識していた人は殆んど無く、列国の恐威から守る自衛と信じていました。ところが、戦後色々の情報が表に現われ、必ずしも自衛とも云い難い事も判りました。また少なくても昭和18年頃には、日本に全く勝目が無く停戦の呼び掛を拒否し、自己の面子のため、多大の被害を自国の国民はもとより、戦場となった国民にも云い知れぬ悲惨を味合せた。若し、この時点で収拾すれば、特攻隊の犠牲無く、原爆の被害も受けなかったと思います。私人として戦争で散った戦士の心情を思えば、居ても立っても居れない気持ちは、日本人なら誰でも持っていると思います。だから、総理大臣が靖国神社に参拝したからどうなるものでもありません。政治家の本音を云わない、建前論に終始する発言には国民は共感を呼びません。 日本人の大多数は国民全てが神社神道で氏子であると思っております。森前総理の神の国発言がそれを示しております。戦時中、毎月一日、全校生徒を神社に参拝させた学校がありました。戦後、天皇は人間宣言をし、新憲法は第20条で信教の自由、第89条で公の財産の支出又は利用の制限を定めました。法理論に解すれば、「内閣総理大臣」と記帳して参拝すれば、憲法違反と解するのが当然と思いますが、先述の如く大多数の国民は氏子と思い、神社参拝を生活慣習で、信仰行為では無いと認識し、憲法違反と云う人は異端視されます。例えは公的行事(着工式、竣工式、落成式等)はすべて神式で行なわれております。これに対し処々で、憲法違反の訴訟をしても、大方は生活慣習と判断されている様です。しかし、テレビに映された靖国神社の拝殿の幕には天皇家の門章が染抜かれている事から、天皇家の神社であると表明しております。かって、国民は天皇の臣でありました。よって、天皇の命に従い、身命を捧げる事は当然の義務としておりました。故に、戦死者は靖国神社に合祀される事を名誉と思ったのは当然でしょう.戦前にも靖国神社に合祀される事を拒否した遺族が居たとも聞いております。天皇が人間宣言をし、新憲法下も靖国神社に祀っている事に問題があるのではなかろうか。 日本人の宗教観は一神教では無く多神教です。一神教の国民からは理解の出来ないところです。故に、それぞれの国民性の相異だから他国は口を挟む事は内政干渉と非難する事で済まされないと思います。日本の位取は、壱、拾、百、千、が基本で4桁毎に ,を打っておりました。現在は英米流に3桁毎に ,を打ちます。日本は4確毎に万、億、兆、と呼称が上りますが、英米は3桁毎にTHOUSAND,MILLION,BILLION と3桁毎に呼称が上りますから ,を打つのは当然です。何故、日本がそれに従わねばならないかと思います。これが世に云うグローバル化と云うのでしょう。宗教観も、世界の大多数の価値観に従えとは云いませんが、理解をする必要はあるかと思います。特に公人は構えて諸外国と物議を起す事は避けるべきです。 戦争中、(旧制)中学生であった小生は、戦争末期には毎日「予科錬の志願」を強要されました。飛行士に向かない近眼の者がうらやましく思いました。戦死した人々の中には自から進んで応じた人々も沢山ありますが、不本意で殉じた人々も無いとは云えません。いずれにしても、これ等の人々に畏敬の誠をつくす事は当然ですが、この様に国政を支配した人々が国民に対し償をしない事は大変不満に思います。この点を究明しないで犠牲者だけを供養するのでは、ナショナリズムの再興はあっても戦争の抑止にはならないと思います。 毎年正月初に総理大臣は伊勢神宮に参拝しております。天皇陛下の臣である時は当然ですが、新憲法下では違憲では無いかと思いますが、これについては諸外国からは批判がないのですから、靖国神社が問題であると思います。国内的にも種々問題がある上、戦場となった国々の心情にも思いを至さねはならないと思います。 |
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【後援会総会】 | ||
平成13年壽會佐藤壽三郎後援会の総会と須坂市議会議員佐藤壽三郎市政報告会は、11月18日午後1時より境沢町公会堂で執り行われます。席上、小坂衆議院議員、若林参議院議員の国政報告、村石県議の県政報告、永井市長の市政報告がなされる予定です。奮ってご参加くださいますように併せてご協力をお願いします。 |
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【北信鏡】 | ||
発行日・配信日 平成13年(2001年)9月26日 発行人 須坂市議会議員佐藤壽三郎 発行責任者 竹村徹志 |