みすずかる 信濃の国の ためしとて 色つかぬまの 手折りし名刺  北行(ほくぎょう)

    會 報  ことぶき月報 (21)初版 (2000年11月号)
              (佐藤壽三郎市議会議員活動報告

  
                            

【後援会総会の開催される】
  12年度後援会役員総会は、この19日境沢町公会堂で盛会に執り行うことができました。小坂憲次代議士、若林正俊参議院議員、村石正郎県議、永井順裕市長、憲翔会役員、若林村石永井後援会役員外団体の役員さんがご臨席されました。演壇に立たれた皆さんは、混迷する中央政界の現状について、国の方向、県の方向、市政の課題をそれぞれの立場で詳しく話しをされました。出席者の感想は、『国会議員が、親しく、解り易く、それも境沢町公会堂で直に聞けたことに驚きと感動を受けたと感激をしておりました。後援会総会に先立つ勉強会では弁護士齋喜要先生が東京より駆けつけて頂き、『成年後見制度』についての留意点を解説してくださいました。懇親会ではお互いの意見交換が活発になされました。 総会にご協力を賜りました皆様に御礼を申し上げます。


【地方分権時代のもたらすもの(3)】 『田中康夫新知事誕生』について
 10月15日投票が行われた長野県知事選は、政治に素人である新人田中康夫氏が4月まで長野県副知事を務めていた池田典隆氏に11万5千余票の差をつけて圧勝してしまった

 田中新知事の行政経験の有る無しが取り沙汰されているが、田中新知事の言動から推し量っても統治・機構感覚において素人とは言えないし、況んや経験の有り無しを言うことは55万県民の支持を得て当選した田中新知事に失礼であろう。寧ろ素直に、時代の変革とか政変は、歴史を振り返っても意外に「あっけなく」 が通り相場であることを知るべしである。選挙における戦いの気負いやまことしやかな描写は、後世の歴史小説家が書き足すものと相場が決まっている。

 今回知事選に対し、共産党の議員を除いた県議会議員が挙って(こぞって)池田氏を支援した。知事すなわち首長選挙に対し120の市町村長や県会議員が挙ってとは、秀吉の醍醐の花見のようなものである。県民あるいは国民より大政翼賛会と謗られても仕方有るまい。最早、形骸化した団体組織に頼みて当選しようとする手法では通用しないいことを今回の選挙はまざまざと見せつけた。


【私(佐藤壽三郎)の公約『市街地商店街の復興を図る』手立てについて】 
 小職が中心市街地活性化特別委員会副委員長に、就任したのは昨年の6月18日のことであります。小職は市議選立候補に当たり、市民の皆様に、「市街地商店街の復興を図る」ことを公約しました(会報ことぶき創刊号ご参照)。そして副委員長に抜擢されたことは、先輩議員に感謝するとともに幸運と思っております(会報ことぶき2号4頁ご参照)。時しも、『街』としての存立が危うい話は須坂だけではなく、全国の市町村が抱える悩みであり、何とか活性化を取り戻す手段として、国はTMO構想を打ち立てました。このこともご承知のとおりです。

 小職は、須坂の商店街を歩き廻り、マツヤ、ジャスコ、ツルヤの周辺あるいは店舗で時間を過ごす時があります。銀座通り、本町、劇場、末広、金井原、そしてショッピングのコンコースを歩いては考えます。失速した中心市街地を活性化することは容易な事ではありません。@廉価販売A大型駐車場の完備B売り場の清潔感C店舗内の装飾と販売のノウハウE豊富な品揃え等とても小売店は適いと思いきや、実はデパートよりスーパー、スーパーよりコンビニの方が売上総額では全国的に多いという事であります。商いは店舗の床面積の問題ではないという事です。コンビニは、食料品・雑貨・雑誌を販売するかって農村にあった『よろずや』が原型であり、消費者の利便に立脚していれば、少々スーパーより高くても客が来ることの証しであります。議会の中心市街地活性化特別委員会は、TMOの手立てを得るために、今年は須坂の商工業者の要である商工会議所の役員(副会頭)、行政側職員と視察班を結成し、須賀川市、会津若松市をつぶさに行政視察を行いました。小職はTMOに携わる議会、行政、商工会議所が同じ目線と同じ情報を得る為には、どうしても合同の視察が必要であると委員会で力説して、須坂市では前例がないものを認めさせ実現したものです。TMO申請がこれから具体化されるなかで、今回の行動は必ず実ると確信を致しております。キラッと光る街を取り戻すためにも、まず商店主のやる気と政治の継続的な後押しが必要と感じております。商売が食べて行ければ自ずから後継者問題も片付く筈です。


【中央政界通信】
 衆議院議員小坂憲次事務所より自治省の『地方行財政重点施策』の情報を受けた。
【住民の苦情処理】 駅前の自転車盗難多発についての防止策について→生活環境課と協議


《議員日誌》 10/23一期議員研修会/24須高行政事務組合/25役員会/28役員会/29故田中英一郎先生顕賞除幕・祝賀会 11/1農業委員会懇談会/5境沢町文化祭、故近藤後援会副会長納骨/6受陳情/7四平市訪日団歓迎会/8一期議員研修会/15高甫下水場竣工式、商連祝賀会/17市民の森特別委員会・全員協議会/18総会打合会/19後援会総会

                 《本紙はB四版、市報・議会報と併せてお読み下さい


                               発行日・配信日:平成12年11月20日
            発行人 市議会議員 佐 藤 壽三郎  発行責任者 竹 村 徹 志
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